| 授業方針・テーマ | 将来の自然環境の変化を予測するためには,様々なタイムスパンでの過去の自然環境の変化を理解する必要がある.大地に残された記録から過去の自然環境の変化を理解するための学問体系である地質学に関連する様々なトピックについて,どのようにして自然環境の変化を復元したか,方法論を中心に紹介する. 
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          | 習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標
 | ●地球という星について理解を深め,地表で我々人類が遭遇する自然現象について地球科学的な視点から理解できるようになる. ●大地に残された記録から過去の地表環境の変化を理解するための目を養い,論理的思考力を成長させる.
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          | 授業計画・内容 授業方法
 | 【授業計画】(授業の進行状況によって変更することもある) 第1回 ガイダンス/プレートテクトニクスの概念
 第2回 様々な岩石
 第3回 蒸発岩の形成
 第4回 様々な岩石(実践編:キャンパス内巡検)
 第5回 中央海嶺の沈み込みとプレートの挙動
 第6回 付加作用
 第7回 付加作用と構造侵食
 第8回 放射年代測定法
 第9回 地球史における大量絶滅
 第10回 巨大海台の形成と環境変動
 第11回 日本海と日本列島の形成
 第12回 地質図と地質構造
 第13回 地質図と地質断面図(実践編)
 第14回 断層活動と地殻の応力
 第15回: 総括
 
 【授業方法】
 主に講義形式で授業を行い,適宜質問を投げかける. また数回は「実践編」として実習的な内容を盛り込む.
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          | 授業外学習 | ●kibacoから授業資料を事前にダウンロードして,授業内容を一通り理解しておくこと. 授業資料にはいくつか空欄を設けているので,そこにどのような語句が入るか考えながら読み進めると良い.
 ●毎回授業内容に関連した簡単な課題を課す.
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          | テキスト・参考書等 | ●テキストは使用しない.授業で使用するパワーポイントの抜粋を,数日前からダウンロード可能とする. ●参考書は授業中に適宜紹介する.
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          | 成績評価方法 | ●授業期間中に行うレポート(20%)と総括で行う課題(80%)を勘案して評価する ●レポートではテーマにした問題の背景を理解しているかという点と,論理性・発想力を重視して評価する
 ●総括の課題では講義内容の理解度・論理性と共に,発展的問題への応用力をも問う.
 ●これらの評価項目,特に講義内容の理解度が著しく低いと認められる場合,評価は「1」となる.
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          | 質問受付方法 (オフィスアワー等)
 | ● メールにて質問や面談(8号館734室)の予約を受け付ける:mshirai(at)tmu.ac.jp ((at)を@に直すこと) 
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          | 特記事項 (他の授業科目との関連性)
 | ● 本科目は隔年開講である。 ● 関連科目:地球環境科学概説Ⅰ,地形学,第四紀学,堆積学(偶数年度開講).特に地球環境科学概説Ⅰの内容は概ね習得済みとの前提で,授業を進める.
 ● 地理環境学科・コースの学習・教育到達目標との対応:D-3
 ● 第4回は大学構内における野外実習のため,天候によっては前後の回と入れ替える.
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          | 備考 |  |