シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月26日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 F2126
学期 前期 曜日
科目 哲学特殊講義 時限 3限
担当教員 東 克明 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JHA-325-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
東 克明 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ 科学哲学の問いは多岐にわたる。一方では、「科学と非科学の違いは何か?」といった科学一般に関する問いがあり、他方では、量子力学や進化論といった個別科学の基礎に関する問いもある。授業では、科学哲学の様々なトピックを毎回とりあげ、先人の考えを学び、その正否をディスカッションする。科学とは、ときに間違えることはあるが、最も信頼できる知の形態であるという、バランスのとれた理解を形成することを目指す。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
●科学について俯瞰的に考え、それが持つ長所(最も信頼できる知の形態であること)、そしてその一方でそれがもつ限界を理解し、説明できるようになる。(幅広い教養としての知識・理解)
●講義では、様々な立場や考え方だけでなく、それへの反論もあわせて紹介する。それらに対し、自分なりの解答を、ときに能動的に情報収集しつつ、構成することが求められる。(情報活用能力・総合的問題思考力)
●日常生活において恩恵をこうむっている科学技術について、そして科学と人間との関係について、主体的に考える姿勢をもつ。(能動的学習姿勢)
授業計画・内容
授業方法
第1回  ガイダンス~科学と哲学の関係 
第2回  科学における推論と方法1~演繹的推論とその形式化      
第3回  科学における推論と方法2~帰納的推論、仮説演繹法
第4回  帰納的推論の正当化の問題1~ヒュームの悲観的結論
第5回  帰納的推論の正当化の問題2~ポパーの反証主義
第6回  帰納的推論の正当化の問題2~ベイズ主義               
第7回  ベイズ主義による、統計的仮説の確証と反証
第8回  科学と疑似科学の線引きは可能か?必要か?
第9回  反事事実的条件法と因果
第10回 ゼノンのパラドクス  
第11回 決定実験は存在するか~デュエム=クワインのテーゼをめぐって
第12回 科学的実在論と反実在論的立場
第13回 アインシュタインと量子力学
第14回 進化論と倫理
第15回 総括

<授業方法> まず、私が各回のトピックについて、様々な立場とそれへの批判を紹介する。その後、ディスカッションを行い、最後に、自分の考えを、リアクションペーパーに書いて提出してもらう。
授業外学習 受講前に、講義資料を読み、疑問点をはっきりさせておくこと。受講後、下記参考書から講義内容の該当箇所を読み、理解を深めること。
テキスト・参考書等 テキスト:毎回、講義資料を配布します。

各回の内容を理解するための参考図書:
内井惣七著『科学哲学入門』(世界思想社、1995)[1, 5~7, 12回の内容]
サミール・オカーシャ著『科学哲学』(岩波書店、2002年)[2~6, 11回の内容の入門]
戸田山和久著『科学哲学の冒険』(NHKブックス、2005年)[2~6, 12回の内容の入門]
伊勢田哲治著『疑似科学と科学の哲学』(名古屋大学出版会、2003年)[8回の内容]
大塚淳著『統計学を哲学する』(名古屋大学出版会、2020)[9回の内容]
デヴィッド・アルバート著『量子力学の基本原理』(日本評論社、1997)[13回の内容の入門]
白井仁人ほか著『量子という謎』(勁草書房、2012)[13回の内容の数学的説明]
内井惣七著『進化論と倫理』(世界思想社、1996)[14回の内容]


成績評価方法 学期末テスト(50%)、授業内リアクションペーパー(50%)
●学期末テストではあらかじめ課題をだし、その解答を準備して、その場で何も見ないでアウトプットしてもらう
●学期末テストとリアクションペーパーでは、結論自体ではなく結論に至るまでの過程に注目し、次の項目で評価する。
(1)授業内容を正しく理解しているか。 (幅広い教養としての知識・理解)
(2)どこかで見たことのある議論でないか。(能動的学習姿勢)
(3)授業内で与えた情報を有効に活用し議論を組み立てているか。(情報活用能力・総合的問題思考力)
(4)具体例を効果的に利用するなど、説明をわかりやすくする努力をしているか。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
授業外の時間に質問がある場合は、メール(kahigashi@tmu.ac.jp)してください。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
高度な予備知識は必要としません。また、他学部、他専攻の学生の受講も大いに歓迎します。
備考