授業方針・テーマ |
日本における障害のある場合の学校教育の仕組みを「特別支援教育」という。本講義では、特別支援教育に関する基本的事項を理解し、障害のある場合の子ども理解と教育実践に関する基礎的枠組みの習得をめざす。障害のある場合に必要とされる教育の固有性をおさえながら、教職全体への理解を深める。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・障害のある子ども・青年の教育課題について「障害・発達・生活」の視点から把握する。 ・「特別支援教育」制度の特徴と課題について「特別な教育の場」と「特別な教育指導」の関係をふまえて考察する。 ・障害のある子ども・青年の教育を担う教師の専門性について理解する。
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授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 障害のある子ども・青年を理解する:発達・生活・障害の視点(イントロダクション) 第2回 障害とはなにか:ICIDH(国際障害分類)からICF(国際生活機能分類)へ 第3回 特別支援教育の仕組み:「特別な教育の場」と「特別な教育指導」 第4回 障害のある子ども・青年の学校教育(1):特別支援学級・特別支援学校の教育課程と教育実践 第5回 障害のある子ども・青年の学校教育(2):通常学級における特別支援教育 第6回 障害のある子ども・青年の学校教育(3):病気療養の子ども・青年と病弱教育 第7回 障害のある子ども・青年の学校教育(4):青年期教育と教育年限延長 第8回 障害のある子ども・青年の教育権と学校の社会的機能
【授業方法】 本授業は講義形式を基本とする。毎回の授業後にコメントペーパーを書いてもらい、そこで出された質問については次回の授業で適宜紹介、回答することで受講生全員にフィードバックする。 |
授業外学習 |
授業中に紹介する参考文献・資料にも積極的にアクセスしながら、自分なりの問題意識をもって授業に参加してほしい。 |
テキスト・参考書等 |
テキストはとくになし。毎回レジュメおよび資料を配布する。 |
成績評価方法 |
リアクションペーパー〔10%〕と期末試験〔90%〕を総合して評価する。 ・毎回の授業で提出を求めるコメントペーパーでは、講義内容を理解し、自分の思考をくぐらせた具体性のある記述であるかを評価する。 ・期末試験は論述形式とし、基礎知識をふまえて特別支援教育の課題を具体的に考察できているかを評価する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は授業時間後に随時受け付ける。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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