授業方針・テーマ |
観光や環境の管理保全、まちづくりなどにおいて利用するさまざまな地図について、その表現の仕方や作成方法、および利用方法などについて学ぶ。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
観光において利用する地図に関する次の各項についての知識を習得する。 (1) 地図とは何か, (2) 地図の利活用, (3) GIS/GPS, (3) 主題図の作成方法, (4) まちづくり地図, (5) 地図の表現, (6) デジタル地図の利用. |
授業計画・内容 授業方法 |
1. ガイダンス、地形図・主題図の概観と観光利用への視点 2. 地図、主題図を活用した地域の見方・考え方 3. 環境地図の見方・考え方と観光へ応用 4. 地図は嘘をつく? :正しいメッセージを伝えるための地図デザイン(地図コミュニケーション論入門) 5. 認知地図〜人間の頭の中の地図:地理情報のコミュニケーションと空間認知バイアス 6. 地理情報(GIS)と地図学 7. GPS・GISを用いた地図づくり 8. GPS・GISの応用 9. 都市の計画のための地図表現(コンテクストやコンセプトの表現)、共同作業としての地図 10. 専門知識を必要とする地図(都市計画図等)と誰もがわかる観光地図(古地図、絵地図、鳥瞰図等) 11. 地図と併用したい図表現、透視図の書き方 12. 空間プランニングと防災のための地図 13. 都市開発と災害ハザードの地図学 14. 災害リスクの空間表現 15. 解説 |
授業外学習 |
事前に指定した文献などを読み予習すること。また、以下に示した参考書を予習復習の意味で必読すること。 |
テキスト・参考書等 |
参考文献はその都度、課題とともに指示するので、その文献に基づいて予習復習すること。 地図学の基本的な文献として以下のものがあり、それも授業の予習復習に活用することを薦める。 菊地俊夫・岩田修二編著(2005):「地図を学ぶ−地図の読み方・作り方・考え方−」二宮書店. 鈴木康弘(2015):「防災・減災につなげるハザードマップの活かし方」岩波書店. Bally Meeda, Neil Parkyn, David Stuart Walton 著(2007):「Graphics for Urban Design」. |
成績評価方法 |
レポートないしは試験によって成績評価を行う。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーなどで質問を受け付ける。オフィスアワーは授業中に各教員が指定する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
本科目は、主に観光科学科および都市政策科学科を対象とした講義である。 観光科学科ではPBL関連科目シリーズの第一弾の位置づけである。 |
備考 |
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