シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月26日 >>
基本情報
科目種別 専門教育科目 授業番号 F1527
学期 後期 曜日
科目 形態論 時限 5限
担当教員 高橋 亮介 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
JSF-221-1:人文社会学部専門教育科目

担当教員一覧

教員 所属
高橋 亮介 人文学科

詳細情報
授業方針・テーマ この授業では、形態論および語彙意味論の基本事項を学ぶ。授業は毎時、講義と演習から構成される。実践的な取り組みを通じて受講者には、知識や考え方だけでなく言語分析の手法も自らのスキルとして身につけていってほしい。なお、授業では主に日本語・英語の語彙に関わるさまざまな現象を扱う。また、実際に取り上げるテーマを含め、授業内容については、受講者の背景や予備知識を考慮した上で適宜、柔軟に調整していく予定である。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
[1] 語や句、形態素といった言語単位に関する基礎知識を習得する。[2] 日本語・英語における語句の観察を通じて、語の意味と文法に関する一般的な規則を理解する。[3] 具体的な意味分析の作業を通じて、類義関係にある表現間の共通点・相違点を的確に捉える能力を養う(Cf. ドアを押して開ける/ドアを押し開ける、登山者/登山家、とりかえす/とりもどす)。
授業計画・内容
授業方法
第1回:導入:語に認められる体系的特徴,第2回:形態論の基本概念,第3回:語の内部構造,第4回:複合と派生,第5回:語の基本的特徴,第6回:さまざまな語形成,第7回:日本語複合動詞の下位分類,第8回:事象の拡張と複雑述語の形成,第9回:接頭辞の用法と事象構造,第10回:動名詞の諸相,第11回:複合語の内部構造と音韻現象,第12回:「状態」概念と形容詞の意味,第13回:名詞の類型,第14回:「所有」概念と形態統語現象,第15回:まとめ
授業外学習 配布資料や講義中にとったノートなどを用いて、各回の授業内容を復習し、理解を深めておくこと。
テキスト・参考書等 参考書1:影山太郎 (1999)『形態論と意味』 東京,くろしお出版.
参考書2:由本陽子・杉岡洋子・伊藤たかね (2024)『語の文法へのいざない』東京,ひつじ書房.
成績評価方法 出席状況・授業参画 (30%),中間テストもしくは中間課題 (35%),学期末試験もしくは学期末課題 (35%)
質問受付方法
(オフィスアワー等)
毎回、授業の終了後に可能な範囲で質問や相談を受け付ける。それ以外は、メールで連絡すること。メールアドレスは開講時に指定する。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
欠席回数が累計で4回に達した場合、原則として単位は認定しない。
備考