シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月19日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 R0019
学期 後期 曜日
科目 解析学概論(3) 時限 2限
担当教員 関 行宏 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
関 行宏 数理科学科

詳細情報
授業方針・テーマ 超関数、ソボレフ空間の基本的性質と偏微分方程式への応用について学ぶ。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
超関数の理論、超関数のフーリエ変換、ソボレフ空間に関する基礎理論を取得できるようになり、その偏微分方程式への運用ができるようになる。(専門分野の基本的な知識・理解,総合的問題思考力,論理的思考力)
授業計画・内容
授業方法
以下の内容を講義する。進度によって項目の順序の入れ替えを行うことがある。

[授業内容]
第1回 ルベーグ空間、軟化子
第2回 超関数、超関数微分
第3回 急減少関数とそのフーリエ反転公式
第4回 緩増加超関数とそのフーリエ変換
第5回 ソボレフ空間と基本的性質
第6回 ソボレフの埋め込み定理、
第7回 ソボレフの不等式、コンパクト性定理
第8回 楕円型境界値問題(その1)
第9回 楕円型境界値問題(その2)
第10回 拡張定理
第11回 弱解の正則性理論(その1)
第12回 弱解の正則性理論(その2)
第13回 固有値問題
第14回 フレドホルム理論
第15回 まとめ

[授業方法]
講義形式で行う. レポート課題に取り組むことにより, 内容を理解できるようにする。
授業外学習 課題等の資料は kibaco を通じて配布する. 各自第1回までに登録のこと.
自分なりのノートを作成し, 定義とその具体例についてよく考えることを推奨する.
テキスト・参考書等 【参考書】
参考書
1. ソボレフ空間の基礎と応用, 宮島静雄 著, 共立出版
2. Functional Analysis and Partial Differential equations, H.Brezis著, Springer.
3. Partial Differential Equations, L.C. Evans 著, Amer.Math. Soc.
成績評価方法 中間レポート課題(50%), 期末レポート課題(50%)により評価する.
レポートは kibaco を通じて配布するが, 提出方法等は講義中に指示する.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワー:月曜5限
特記事項
(他の授業科目との関連性)
ルベーグ積分論(解析学C)を履修していることを前提とする.
関数解析学の講義(解析学特別講義I)を受講しておくことを推奨する.
特に, ヒルベルト空間論についての基本事項を確認しておくこと.
備考 学部との共通講義