シラバス照会

<< 最終更新日:2025年03月28日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 O1528
学期 後期 曜日
科目 認知神経科学特論第二 時限 3限
担当教員 橋本 龍一郎 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
橋本 龍一郎 人間社会学科

詳細情報
授業方針・テーマ 脳は、外からの感覚入力がなくても、意識的に難しいことを考えなくても、神経活動が自発的に生じる。ぼんやりと心がさまようときに活発化する脳のネットワーク、「デフォルト・モード・ネットワーク(Default mode network: DMN)」は、およそ四半世紀前に発見されて以来、自己意識、意味表象、創造性、未来思考など、様々な視点から研究されている。この授業では、DMNに関する研究の歴史と最新の知見について、英語原著論文の読解を通して理解する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・ 高次認知機能に関する脳科学の知見を習得する.
・ 論文・専門書をよみこなす能力、自分の理解を発表する能力を身につける。
・ 精神・神経疾患との関連に重点を置くため、言語聴覚士など、脳機能障害に関連した臨床の専門職に必要な知識の一部を習得できる。
授業計画・内容
授業方法
第1回: ガイダンス
第2−3回: DMNの概論
第4−5回: DMNと記憶
第6−7回: DMNとセルフ
第8−9回: DMNと意味
第10回: 動物のDMN
第11−14回: DMNと精神・神経疾患
第15回: まとめ
【授業方法】: 講義をはさみながら、受講者がテキストの担当箇所について発表する機会を儲ける。他の受講者が、その発表について質問、議論しながら読解を進める。
授業外学習 配布される論文・テキストなどの資料を事前に読んで参加する。
テキスト・参考書等 テキスト・参考書は適宜指定。
成績評価方法 平常点(授業への参加・発表)50点、期末レポート 50点
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問・連絡等がある場合はrhashimo@tmu.ac.jpまでメールしてください。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
前期の精神神経科学を履修するか、あるいはそれに相当する認知脳科学・臨床脳科学に関する知識、および論文・専門書の読解力を必要とする。
備考