授業方針・テーマ |
【考現学ゼミ】 今やわたしたちの生活は電子デバイスやインターネットなしには考えられない。ところが、翻って考えれば、30年ばかり前まで各家庭にPCは普及していなかった。20年ほど前まで私たちがいま想像する「スマホ」は存在しなかった。わたしたちの生きている現在は常に歴史的な変容の一齣である。考「古」学のように、わたしたちは現在を切り取って分析してみよう。これを考「現」学という。 しかし、そのためにはいろんな準備運動が不可欠だ。大学では実に多くの利用資源がある。教員や文献やデジタルデータ、そしてゼミ仲間。しかし、多くの大学生は残念ながら、これらを十分に知らず、使えるようにならず、それゆえ学びが深まらず卒業していく。本ゼミではこれらを紹介し、用いるための手助けをする。学期が終わるころ、「考える」ということはどういうことなのか、なにが必要なのか、研究的な態度で世界をみることがどんなことか、少し見えてくるとよい。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
この基礎ゼミは大学での学びに役立つ知識・技能を急速に入手することで、いわば「体づくり」をすることで、大学でのこれからの学びを最大化することを目的にしている。具体的に獲得を目指す能力は以下のようなものである。 ・文献の探索・入手方法(能動的学修姿勢/情報活用能力) ・批判的読解能力(能動的学修姿勢) ・「ペーパー」を書く能力(コミュニケーション能力) ・基礎的な英文読解能力(情報活用能力) ・議論する能力(コミュニケーション能力) ・自らの議論を組み立てる(情報活用能力、能動的学修姿勢) ・プレゼンテーションのスキル(コミュニケーション能力) |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 基礎ゼミナールガイダンス(全体) 第2回 ガイダンス①(ペーパーの書き方、オンラインサービスの使い方、文献探索の方法など) 第3 ・4回 論文を読む――どう手に入れるか、どう批判的に読むか 第5回 個人指導① 第6回 書籍を読む――どう書かれたか想像する 第7回 英語文献を読む――どうやったら「読める」のか? 第8回 資料を読む――どう書かれたのか? 第9回 ガイダンス②(研究事始め、プレゼンテーションの作法など) 第10回 個人発表(扱ってみたいテーマ) 第11回 個人指導② 第12・13回 古典を読む――典拠と研究も一緒に読む 第14・15回 プレゼンテーション
【授業方法】 第3回以降、主として文献をもとに毎回全員で議論を行う。受講者は全員が毎週課題文献を読み込み、A4一枚のペーパーにWordで要約とコメントをまとめて、当日正午までにゼミ用Google Driveで全員に共有する。受講者は他の受講生のペーパーにも事前に目を通して議論に参加する。時間までに提出しなかった者は出席してもオブザーバー参加となり発言を認めない。 また同時進行で最終回のPowerPointを用いたプレゼンテーションに向けて各自が授業外学習によって準備を行う。教員はガイダンスと個人指導を通して指導するほか、適宜メールでの問い合わせに応じる。 |
授業外学習 |
全員が毎週課題文献を読み込み、事前にペーパーを作成・提出する。とりわけ諸事で忙殺される新入生にとって、負担は決して軽くない。 |
テキスト・参考書等 |
kibaco上でschedule/reading listを公開する。以下の書籍は使用予定である。 今和次郎(1987)『考現学入門』ちくま文庫 宮本常一(1984)『忘れられた日本人』岩波文庫 |
成績評価方法 |
毎回のペーパー・議論によるゼミへの貢献によって総合的に評価を行う。無断欠席については厳しく対応するので、病気などの理由により欠席せざるをえない場合は、事前にその詳細な理由を教員に連絡すること。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は授業中に受け付ける。オフィスアワーは設けないので、問い合わせなどはメール(shinsato@tmu.ac.jp)で行うこと。必要に応じてZoomミーティングなどを設定する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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