授業方針・テーマ |
社会学の基礎的知識と考え方を習得する入門者向けの授業をおこなう。家族、階層、労働、都市・地域など私たちをとりまく日本社会の構造を歴史と統計を用いながら考察対象とし、自身の主観から一歩離れて社会を客観的に捉える態度と技術を身につけることを目標としていく
なお、講義スケジュールの内容・順序等が変更される可能性があります. ※授業の連絡等はkibacoを通して行われます.
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
1)社会学の基礎的知識と自明性を疑う態度を身につける。 2)客観的なデータを読み解く知識と技能を身につける。 3)自己を対象化して社会現象を観察・説明する能力を身につける。 |
授業計画・内容 授業方法 |
社会学とは、ふだん何気なく過ごしている日常生活そのものを対象化し、社会を現象としてあらためて考察する学問である。しかし当たり前を疑うことは容易ではない。私がいったい何を当たり前としているかということ自体が、日常の視点からでは見えないからである。私たちは社会という見えざる「壁」のなかにいる。その壁はいつどのように生まれたのか?現代社会において私たちが直面し、葛藤しているものは何なのか?この授業では、歴史と統計を用いて日本社会を解体し、それを通じて社会学的な視点や考え方を習得していく。
1)イントロダクション 2)家族(1)近代家族の形成と性役割規範 3)家族(2)恋愛と結婚の変容 4)家族(3)出産・育児・少子化社会 5)階層(1)日本の階層構造と地位達成 6)階層(2)教育による世代間移動と再生産 7)労働(1)日本的雇用の形成と融解 8)労働(2)非正規雇用はなぜ増え、そして問題になっているのか? 9)労働(3)労働疎外と多様化な働き方 10)都市・地域(1)都市社会の形成と居住の変容 11)都市・地域(2)郊外化・都心回帰・地方移住 12)消費(1)消費社会の形成、レジャーと遊び 13)消費(2)「豊かさ」の転換とサステナビリティ 14)総合的理解 15)まとめ
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授業外学習 |
予習:教科書の指定範囲を事前に熟読し、その回のキーワードについて調べておくこと(90分) 復習:ノートをしっかり整理する(90分) |
テキスト・参考書等 |
テキスト:なし 参考文献は随時紹介する |
成績評価方法 |
学期末試験100% |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
毎週火曜日4限をオフィスアワーに設定します。質問がある場合は、前日までに必ずメールで予約をしてください(hatayama@tmu.ac.jp) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
※この科目は,人文社会学部,法学部,経済経営学部の学生を対象としています.特に,人文社会学部の1年生で,社会学教室への進級を志望する者は,社会学A文と社会学B文を必ず履修すること.
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備考 |
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