授業方針・テーマ |
ソフトウェアを構成する要素を学習する.ソフトウェア設計論がソフトウェア開発における上流工程を主な学習対象としているのに対し,ソフトウェア構成論はソフトウェア開発工程における下流工程を主な対象としている.
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習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
ソフトウェア構成に関する以下の項目を修得する. ・コンピュータプログラムがどのように解釈され機械語に変換(高級言語→中間コード→機械語など)されるかを学ぶ. ・どのようなソフトウェアが“良いソフトウェア”なのか、保守・運用において、既存のコードの変更を少なくするにはどのようにすればよいかを学ぶ. ・パッケージソフトウェア開発で用いられるオブジェクト指向型プログラミングが提供するフレームワーク(コレクションフレームワークや標準テンプレートライブラリ)がどのように実装されているかを学ぶ. ・ソフトウェア開発の現場で頻繁に利用される処理技術(文字列処理や例外処理、元に戻す・繰り返し処理など)を学ぶ. ・既存のフレームワークから独自のクラスを作成し,独自のインターフェースを実装する手法を学び、それらをソフトウェアレイヤとしてアーキテクトする手法を学ぶ.
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授業計画・内容 授業方法 |
第1回 講義の概要説明 第2回 プリミティブ(1)(変数,型,値,演算子,式,文,入出力)と参照型(配列) 第3回 プリミティブ(2)(メソッド(関数),制御フロー,再帰構造) 第4回 オブジェクト指向型プログラミング(1)(クラス,継承,抽象クラス,インターフェース,パッケージ) 第5回 オブジェクト指向型プログラミング(2)(オーバーライド,オーバーロード,ポリモーフィズム,カプセル化) 第6回 ジェネリック(キュー,スタック,リスト,ダウンキャスト) 第7回 イテレータ(セット,マップ) 第8回 乱数の生成 第9回 コレクションフレームワーク 第10回 文字列処理(トークナイザー,パージング) 第11回 ソフトウェアレイヤの実装 第12回 例外処理(try catch),例外クラス,アサーション 第13回 元に戻す・繰り返し(Undo/Redo) 第14回 GUI(Applet,Swing,SWT) 第15回 まとめ |
授業外学習 |
各回の授業で説明した内容を復習し,理解を確かなものとする. |
テキスト・参考書等 |
(テキスト)開講時に指定する.あるいは,授業中,kibacoを用いて資料を配付する. (参考書)特に指定しないが,必要に応じて授業中に紹介する. |
成績評価方法 |
演習課題(60%)および期末試験(40%) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問・連絡等がある場合は,takahiro.m@tmu.ac.jpまでメールを送ってください. |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
ソフトウェア設計論を受講していることが望ましい. |
備考 |
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