授業方針・テーマ |
デザインするとは、ニーズや課題を構造化し、それらを総合的に解きながら、具体的な「かたち」にまとめあげることである。観光計画を作る場面でのデザイン思考、デザイン技術の基礎を学ぶ。 具体的には、観光計画の策定や、観光に関わる空間、施設、コンテンツ作成のための地域の把握の仕方、地域資源の整理の仕方、それらを活かした計画コンセプトの組み立て方などを演習形式で学ぶ。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
地域を理解するための時空間的把握と表現を習得する。 多様なステークホルダーのなかでそれらを進めるためのグループ作業の仕方を学ぶ。 調査の積み上げだけでは進めない、アイデアの発想方法を学ぶ。 |
授業計画・内容 授業方法 |
<直感的印象をまとめる> 1.ガイダンス+課題①「まちのファーストインプレッション」出題と視察 2.課題①講評+課題②「私の原風景」出題 3.課題②講評+課題③「主題地図作成とプロジェクタマッピング模型システムの活用」出題
<計画のための空間把握法> 4.課題③過年度作品の紹介 エスキース 5.地形模型作成を通した地域環境や地域資源の把握
<計画のための地域資源整理法> 6.地域資源の構造的・文脈的表現(地図表現以外の方法) 7.ダイアグラム作成手法と質的調査のまとめ方 8.課題③講評とディスカッション
<創造的グループワークの方法> 9.創造的グループワーク(=ワークショップ等)の方法 10.発想を広げる方法、言葉と写真の活用
<コンセプトメイキングの方法> 11.課題④「高尾山エリアに計画する宿泊施設のコンセプトメイキング」出題 12.現地視察:地域資源、地域文脈の発見調査 13.課題④エスキース1 14.課題④エスキース2 15.課題④最終講評とディスカッション(ゲスト招聘)
|
授業外学習 |
各課題を授業内および授業時間外に取り組み、授業内で講評を受けることを反復する演習である。 |
テキスト・参考書等 |
参加のデザイン道具箱 No.1-2 その他講義内で配付
|
成績評価方法 |
期末試験は行わない。各回の授業の取組状況に加えて、主題地図課題およびコンセプトメイキング課題の成果物によって成績評価を行う。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業内で告知する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
観光科学PBL関連科目の一つであり、3年前期の観光科学プロジェクト演習Ⅱに取り組むための基礎概念・技術を学ぶ演習である。 観光科学科および、大学院・観光科学域の学生(観光デザイン特論とのメザニン)を対象とした授業である。他の学科、学部の学生は履修できない。 |
備考 |
|