授業方針・テーマ |
近世以後の西洋哲学における種々の概念論と、現代の認知科学・情報科学における理論的枠組みを概観し、「概念」の哲学について理解を深める。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
①概念をめぐるさまざまな哲学的思考について、それらの特徴を学ぶことができる。 ②論理や集合を用いた概念構造の表現の初歩を習得することができる。
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授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画】 第1回 イントロダクション 第2回 英国経験主義:ロック 第3回 英国経験主義:バークリー 第4回 カント:概念と認識 第5回 カント:概念と図式 第6回 ヘーゲル 第7回 抽象主義批判と新カント派:ロッツェ 第8回 抽象主義批判と新カント派:カッシーラー 第9回 フレーゲ 第10回 ウィトゲンシュタイン 第11回 形式概念分析 第12回 概念とデータモデル 第13回 概念空間 第14回 情報の哲学:フロリディ 第15回 まとめ
【授業方法】 講義形式でおこなう。理解度を確認する目的でリアクション・ペーパーの提出を求めることがある。
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授業外学習 |
・授業の内容をふまえて配布資料を復習する。 ・授業で紹介した参考文献の該当箇所を読む。
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テキスト・参考書等 |
テキストは特に使用しない。授業でプリントを配布して講義をおこなう。参考文献等については、授業時に適宜紹介する。 |
成績評価方法 |
・授業への取り組み(発言等の貢献、リアクション・ペーパーなど):20% ・期末レポート:80%
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
・授業前後の休み時間 ・メール(アドレスについては初回授業時に通知する。)
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
授業は特別な予備知識を前提せずにおこなうが、後半の授業には記号論理学や集合論を用いた事項が含まれるため、それらについて初歩的な知識を習得済みであることが望ましい。 |
備考 |
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