授業方針・テーマ |
【脳計測科学I】この科目では、ヒトの言語処理に関連した行動研究や脳機能研究を通じて科学的研究手法の基礎を学びます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
この授業の目的は、ヒトを対象とした行動研究や脳機能研究に必要な基本的知識と倫理的配慮に関する知識を習得することです。HTML、JavaScript、数値解析ソフトウェアMATLABの基本的な使い方を理解します。グループワークを通じて行動研究や脳機能研究に必要な刺激の提示やデータの取得・解析方法を身につけることを学びます。英語で書かれた文献を調査し批判的思考を養い、口頭発表によってプレゼンテーション能力を向上させ、レポート作成によって論理的思考能力を養うことも狙いとします。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第 1回 脳計測科学の概説(科学的アプローチとは?,実験ノートの取り方,研究倫理について) 第 2回 JavaScriptを使った行動実験の作成(文字,静止画,音声,動画の提示方法) 第 3回 JavaScriptを使った行動実験の作成(実践的な認知課題の作成) 第 4回 JavaScriptを使った行動実験の実施 第 5回 MATLABを使った行動実験の解析(for文,if文など) 第 6回 MATLABを使った行動実験の解析(t検定,分散分析) 第 7回 発表 第 8回 脳波計測 第 9回 脳波計測 第10回 脳波計測 第11回 脳波データの解析(解析toolboxのインストール,GUIを使った解析) 第12回 脳波データの解析(スクリプトを使った解析,波形,バーグラフの描写方法など) 第13回 脳波データの解析(スクリプトを使った解析,t検定,分散分析) 第14回 発表 第15回 まとめ
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授業外学習 |
授業で使用するプログラミング言語の初歩的な知識は,講義開始前に学習しておくこと(【テキスト・参考書等】参照)。英文で書かれた先行研究の調査,行動実験のための提示刺激の作成,詳細な行動実験,脳波データの詳細な解析に取り組む。授業及び授業外学習で行ったことを実験ノートにまとめる。行動実験と脳波データのそれぞれで口頭発表の準備及びレポート(APAスタイル)を作成する。 |
テキスト・参考書等 |
本講義においては、特定の教科書は指定しません。必要に応じて、レジュメ、参考資料、および必読論文をkibacoまたはTeamsを通じて共有します。 【2回目までに予習しておくこと】 YouTube,しまぶーのIT大学 再生リスト:HTML講座,JavaScript講座, 無料WEB自己学習形式サイト:HTML & CSS 初級編,JavaScript IとIIのfor文まで。 【5回目までに予習しておくこと】 MathWorksビデオ・Webセミナー,無料WEB自己学習形式サイト:MATLAB 入門。
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成績評価方法 |
演習への取り組みと実験ノートの記録(40%)、中間・期末の発表・レポート提出(60%) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは特に設定していませんが、随時Teamsを通じて受け付けます。また、メールでも質問を受け付けます。連絡先: yfuchino●tmu.ac.jp(メールを送信される場合は●を@に変換してください) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
3時限に続いて必ず4時限も履修する必要があります。【認知神経科学】,【脳波計測の基礎】,【統計学】をテーマとする授業を履修することを登録の要件とします。 メモリ8GB以上のPC(Mac, Windowsどちらでも良い)が必要です。PCを持っていない方は,言語科学教室所有のLaptop PCを貸し出しますので事前に連絡をください。 MATLABは,東京都立大学の教育研究用情報システムの総合案内サイトTMUNER(https://tinyurl.com/27mfobwp)から,visual studio code(https://azure.microsoft.com/ja-jp/products/visual-studio-code)からインストールしてください。授業連絡は,初回まではkibacoを使用しますが,2回目以降はTeamsで行います。
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備考 |
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