授業方針・テーマ |
本授業では市民の社会参加を促進していく上での社会組織の役割と課題を学ぶ。とりわけ、郊外社会における分断と再編に焦点を定めて学びを深めていく。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
① 市民社会における社会組織の役割を他者に説明できるようになる。 ② ローカルな問題の背景にある社会構造に焦点を定めることができる。 ③ 自分自身も社会を構成する市民であることを自覚し、山積する都市の問題に対する解決策を検討するための基礎力を習得する。 ④ グループディスカッションを通して、ファシリテーション能力を高める。 |
授業計画・内容 授業方法 |
<授業計画・内容> 第1回 ガイダンス 第2回 前提知識①近代化 第3回 前提知識②社会階層と社会関係資本 第4回 共助型社会と市民の社会参加 第5回 郊外社会の分断と再編 第6回 二極化する地域コミュニティ 第7回 方法論としての比較 第8回 学区再編からみる地域社会の可能性 第9回 伝統的組織からみる地域社会の可能性 第10回 学官連携の模索-地域資源としての大学 第11回 官民連携の模索-エリアマネージメント 第12回 社会組織のリーダー 第13回 組織理論①閉鎖性と多様性 第14回 組織理論②制度と資源 第15回 組織理論③とまとめ
<授業方法について> 本授業は講義形式で進めるが、授業内でグループディスカッションの機会を設ける。講義内容を踏まえて、自分の意見を用意しておくこと。 |
授業外学習 |
毎回の授業で予習課題と復習課題を提示する。授業は課題をこなしていることを前提に進めていく。課題の提出方法については初回ガイダンスで説明する。 |
テキスト・参考書等 |
特定のテキストは設けない。以下の文献を参考書としてあらかじめ読んでおくことを推奨する。 石田光規(編)(2018)『郊外社会の分断と再編-つくられたまち・ニュータウンのその後』(晃洋書房) 須田木綿子ほか(2022)『組織理論入門-5つのパースペクティブ』(晃洋書房) 山田真茂留(2017)『集団と組織の社会学-集合的アイデンティティのダイナミクス』(世界思想社) 他の文献については授業の中で説明する。 |
成績評価方法 |
最終レポート50%、通常課題 30%、授業での議論への参加度 20%。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは特に設けませんが、質問や個別相談は随時受け付けます。その場合には必ず担当教員大槻茂実(ohtsuki@tmu.ac.jp)にメールでアポイントメントをとってください。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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