授業方針・テーマ |
知的エージェントは,都市空間や生活空間に暮らす利用者へのサービス機能媒体(サービスメディア)となるIT機器・スマートフォン・ディジタル家電・ロボット・車の基盤ネットワークシステム技術である.1.ネットワークロボットとインテリジェンスの基礎,2.ネットワークインテリジェンスと人への連携したサービスメディアの構築法・知能化の基礎をテーマとする. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
知能とは何か,ネットワークにより拡張された身体はどのような知能を持つのかを,ネットワークの観点から学ぶ.すなわち,(1)物理的存在であるロボットの知能,(2)生物的存在である人間との関わりに生まれる知能,(3)仮想空間上での存在であるエージェントの知能について,基本的な考え方,基幹となる方法論を学習する.さらに,これらをネットワークでつなぐマルチエージェントの考え方と,その実社会における応用まで学ぶ. |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 ガイダンス 第2回 知的エージェントとはなにか 第3回 機械学習 第4回 ファジィ理論 第5回 ファジィ推論 第6回 遺伝的アルゴリズム(1) 第7回 遺伝的アルゴリズム(2) 第8回 社会的学習と環境適応 第9回 ネットワークロボット 第10回 ネットワークロボット 第11回 ジェスチャ理解とオントロジー技術 第12回・第13回 マルチモーダルAI,人間中心AI 第14回 AI倫理 第15回 まとめ
第3回以降の講義では,前の講義の話題に対する学生発表とそれに対する学生同士のディスカッションを実施し,その後次の話題について講義を行う. |
授業外学習 |
次回の範囲を予習し用語の意味等を理解し,ディスカッションに参加できるように準備すること.発表日までに担当する話題について十分に調査し発表資料を準備すること. |
テキスト・参考書等 |
テキスト:インテリジェントネットワークシステム入門(山口亨・久保田直行・高間康史共著),コロナ社(2008年4月出版), 参考書:ニューラルネットワークとファジィ信号処理(萩原将文・山口亨共著)コロナ社,(1998) |
成績評価方法 |
・最低1回の発表を必須とする. ・発表について,適切に問題設定がなされているか,設定した問題の背景を説明しているか,収集した情報を適切に分析・考察しているか,収集した情報をもとに自分の意見を述べているか等を評価項目とし、構成、論理性及び具体性を重視して評価する(40%). ・ディスカッションへの参加回数,参加態度,発言内容に基づいて評価する(60%). |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問・連絡等がある場合は,eri@tmu.ac.jpまでメールすること. |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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