授業方針・テーマ |
化学コースおよび化学科の学生を対象とする講義であり,有機化学の入門コースである.前期に開講される化学概説Iに引き続いて有機化学全般を概説する. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
有機化学全般の基礎知識を身に付けることを目的とする. |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 求核置換反応の概説 第2回 求核置換反応の反応機構 第3回 脱離反応の概説 第4回 脱離反応の反応機構 第5回 置換反応と脱離反応の競合 第6回 酸と塩基に関する考察 第7回 酸性度 第8回 アルデヒドとケトンの反応-I カルボニル基に対する求核付加反応 第9回 アルデヒドとケトンの反応-II Grignard試薬およびアセチリドの付加反応他 題10回 アルデヒドとケトンの反応-III アルドール縮合他 第11回 カルボン酸とその誘導体の反応-I カルボン酸とその誘導体の性質・合成法 第12回 カルボン酸とその誘導体の反応-II エステルの反応 第13回 カルボン酸とその誘導体の反応-III 活性化されたアシル化合物の反応 第14回 アミンと関連する窒素化合物の性質 第15回 まとめ
【授業方法】授業は講義形式で行う.各回の講義の後半に理解度を確認するための小テストを行う.また,第7回の講義が終了した後に,前半の内容について中間試験を行う.
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授業外学習 |
指定したテキストの基礎有機化学を授業前に読んでおくこと.範囲については各回の講義の最後に指定する.また,教科書の巻末問題にも適宜取り組むこと. |
テキスト・参考書等 |
テキスト H.ハート、L.E.クレーン、D.J.ハート共著「基礎有機化学」(倍風館) |
成績評価方法 |
毎回行う小テスト(25%),中間試験(25%)および期末試験(50%)で評価する. 中間試験および期末試験については,主に専門的知識の基本的理解ができているかを確認する.答案は構成や論理性を重視し,設問の意図を理解して質問内容を的確に説明している答案を評価する. 本講義内容が理解できないと2年次を対象とする(基礎)有機化学I-IVの内容を理解することが困難なため,努力の不足した学生は厳しく評価する. |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
原則として火曜3時限目をオフィスアワーとします.事前にメールでアポイントメントを取った上で研究室(8-469)に来てください.またメールでの質問も随時受け付けます.
【連絡先】ito-yutaka@tmu.ac.jp |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
【他の授業科目との関連性】化学概説Ⅰ,Ⅱ および(基礎)有機化学 I-Ⅳの授業を全て履修することにより,有機化学の基礎が一通り学習できるようにカリキュラムが組まれていますので,全てを履修することが望ましいです.
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備考 |
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