シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月25日 >>
基本情報
科目種別 授業番号 L0202
学期 後期 曜日
科目 情報数学Ⅰ(EECS) 時限 3限
担当教員 福本 聡 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象

担当教員一覧

教員 所属
下川原 英理 情報科学科
會田 雅樹 情報科学科
三浦 幸也 電子情報システム工学科
福本 聡 電子情報システム工学科
岡本 正吾 情報科学科
田川 憲男 電子情報システム工学科
酒井 和哉 電子情報システム工学科
小野 順貴 情報科学科

詳細情報
授業方針・テーマ 本授業では,情報科学科及び電子情報システム工学科で扱うコンピュータサイエンスの問題を数学モデルに帰着し,解析するための基礎的な理論について学ぶ.
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
授業の到達目標は,論理と証明,関数,言語,数え上げ,離散確率などの基礎数理を学び,それらを使って問題を解く力を修得することである.
授業計画・内容
授業方法
(授業計画)
第1回 ガイダンス,証明への入門,証明方法,整列原理
第2回 論理と命題,量化子と述語論理
第3回 集合,二項関係
第4回 帰納法,状態機械-不変
第5回 再帰的定義
第6回 無限集合
第7回 停止問題,ラッセルのパラドックス,ZFC公理系
第8回 前半のまとめと解説
第9回 和と積
第10回 漸近表記法,全単射による数え上げ
第11回 反復と二項・多項定理,鳩ノ巣定理,包徐原理
第12回 離散確率への入門
第13回 条件付き確率,独立と因果関係
第14回 確率変数
第15回 後半のまとめと解説

(授業方法)
講義を中心とした授業を行い,毎回その内容に関する小テストを実施する.また,問題に取り組む形のレポート課題を毎回出し,理論への十分な理解と記憶の定着を図る.
授業外学習 授業の前に十分な時間をかけて予習してくることが前提である.また,授業で学んだ考え方や計算方法,証明方法などについて自宅で良く復習して身につけること.具体的には,事前にテキストやスライドに目を通しておくことや,毎回のレポート課題などに積極的に取り組むことなどが重要である.それらの予習・復習には少なくとも毎週4時間は必要である.
テキスト・参考書等 (テキスト1)
E. Lehman, et al., Mathematics for Computer Science, MIT OpenCourseWare (2015年度版)
(kibaco の資料フォルダにあるので各自ダウンロードすること.あるいは,
https://ocw.mit.edu/courses/electrical-engineering-and-computer-science/6-042j
-mathematics-for-computer-science-spring-2015/readings/
MIT6_042JS15_textbook.pdf
から,ダウンロードすることも可能.)

(テキスト2)
各回の内容に対応する講義スライド(順次配布).
成績評価方法 毎回の小テストの累積点(10%),毎回のレポート評価の累積点(20%),試験得点(70%)の総合点で評価する.
正当な理由がなく5回以上授業を欠席した場合,原則として成績評価の対象としない.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問や連絡は随時メールで受け付ける.教員のメールアドレスはガイダンス時の資料で周知する.
特記事項
(他の授業科目との関連性)
情報科学科及び電子情報システム工学科の学科基礎科目であり,2年次配当の「離散数学」と合わせてコンピュータサイエンス分野に必要な数学をカバーする.

(関連科目)
離散数学,形式言語とオートマトン,データ構造とアルゴリズム,人工知能,情報論理学,計算理論,アルゴリズム解析,情報理論,暗号理論
備考