授業方針・テーマ |
本科目では、古代から近現代にわたる西洋の経済社会に関する事象について学びながら、ヨーロッパで発達し、現在の世界を覆いつつある資本主義の成立・発展・変質の過程をたどります。西洋経済史を学ぶことで、近現代の社会科学が想定してきた(肯定的にも、批判的にも)経済・社会の原風景の理解が深まるものとも考えます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・西洋の経済、社会、政治、文化の歴史や特徴を学ぶことにより、現在の経済社会を再考する視点を習得 します。 ・留学、旅行、仕事で西洋の遺産を訪問する際に、当該地の歴史・制度・社会を理解すること、また、現 地の人びととのコミュニケーションを円滑に進めることへの一助となることを目指します。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回: 西洋経済史を学ぶとは? 第2回: 栄光: ローマ帝国の遺したもの 第3回: 世界の片隅: 中世ヨーロッパの都市, 農村, 商業 第4回: 情熱: ヨーロッパの拡大と国際競争 第5回: 小分岐: オランダ, イギリスの勃興 第6回: 産業革命: なぜ英国だったのか? 第7回: 後発国の優位: ベルギー, フランス, ドイツの経験 第8回: 新世界より: アメリカ 第9回: 大不況時代のイギリス 第10回: 第一次世界大戦: 総動員される国民と資本 第11回: 大恐慌と第二次世界大戦 第12回: 資本主義の黄金時代 第13回: オイルショックとネオ自由主義 第14回: ヨーロピアン・ドリーム, アメリカン・ドリーム 第15回: まとめ |
授業外学習 |
配布資料に示す重要語句、プロセス記述などについて説明できるようにしてください。 |
テキスト・参考書等 |
テキスト・参考書等は設定しません。毎授業、レジュメを配布します(kibaco等にて)。 |
成績評価方法 |
中間レポート 25点。期末試験 75点。 初回の授業にて、成績評価基準を説明します。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは、初回の授業でお知らせします。 前日までにメールで予約してください(ryoizawa@tmu.ac.jp) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
事前知識を必要とはしませんが、経済史概論・日本経済史概論の履修を勧めます。 |
備考 |
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