授業方針・テーマ |
《学術論文作成演習》 授業のレポートから卒業論文まで、論文という形式の文章を執筆するにあたっては、この形式に特有のルールを身につけ、またそれを運用をするための各種ツールに通暁していることが必要とされる。本授業は、学術論文の執筆にかんするルールの基礎を学ぶことを第一の目的とし、そのために必要とされる資料収集の方法や文献の読み方など、プラクティカルな次元での各種能力もあわせて身につけることを目指す。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・学術論文を作成するための基礎知識を習得する。 ・論文という形式の文章の特徴・特質を理解する。 ・文献を批判的に読み解く能力を身につける。 ・学術的な手続きを踏まえて、みずからの思考を論文という形式でまとめられるようになる。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 イントロダクション 第2回 論文という形式の文章について 第3回 問いを設定する 第4回 文献の取り上げ方 第5回 文献表記のルール 第6回 引用にかんするルールと方法(1) 第7回 引用にかんするルールと方法(2) 第8回 註のつけ方(1) 第9回 註のつけ方(2) 第10回 資料をいかに収集するか(1) 第11回 資料をいかに収集するか(2) 第12回 論述の組み立て方 第13回 論文の文体について 第14回 各種資料(文献以外)の扱い方 第15回 まとめ
【授業方法】論文執筆に必要なことがらについて講義し、受講者はそれを踏まえてさまざまな作業をし、提出物としてまとめる。これをくりかえすことによって学術論文の書き方を身につけ、その成果を活かして期末レポートを作成する。 |
授業外学習 |
毎回出される課題にもとづいて作業をし、提出物としてまとめること。 |
テキスト・参考書等 |
教科書:佐藤望ほか『アカデミック・スキルズ──大学生のための知的技法入門』(第3版、慶應義塾大学出版会、2020年)。なるべく早く各自購入すること。 他の資料は eラーニングシステムkibacoをつうじて適宜配付する。 |
成績評価方法 |
平常点(提出物、授業での各種作業など)50%、期末レポート50% なお、正当な理由がある場合をのぞき、欠席が4回を超えた時点で単位取得の資格を失う。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは設定しない。直接質問したい場合は随時受け付けるので、事前にメール(takanari@tmu.ac.jp)でアポイントメントをとること。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
過去に《学術論文作成演習》を履修した者はこの授業を再度履修することはできない。表象文化論教室以外の学生は履修を認めない。
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備考 |
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