授業方針・テーマ |
本授業は,バーチャルリアリティ(VR)技術を中心とした先端ヒューマンインタフェースに関する講義と演習を行うものである.VRは人間の周囲にバーチャル空間を合成して体験させる技術であり,人間の労働と生活の領域を格段に拡張する新技術である.この技術は,3D空間の構築・描画技術,感覚提示装置と感覚生成の技術,ネットワーク(通信)技術,コンテンツ技術などからなっている.近年,VRはより広い応用を含んだメタバースの主要技術として新たな段階に至り,バーチャル3D空間が一般に利用される展開に期待が高まっている.本授業ではフロンティア世界としてのバーチャルリアリティに対する理解を深めさせ,将来の情報環境の設計者としての基礎的素養を修得させる. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
習得できる知識・能力: ・今後のICTに関して,バーチャルリアリティの位置づけを論理的に説明することができる. ・バーチャルリアリティに関連する情報を収集し,分析・活用することができる. ・バーチャルリアリティの基本概念とその実現手法,および関連するヒューマンインタフェース技術について,特定の観点からまとめることができる. 授業の目標: ・バーチャルリアリティの新たな技術開発の方向を提案することができる. |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 イントロダクション,VRの概要 第2~5回 バーチャルリアリティの基礎概念と関連技術 第6~10回 バーチャルリアリティの実装技術 第11~13回 バーチャルリアリティの開発環境 第14~15回 演習とまとめ
バーチャルリアリティに関連する技術分野を含めたヒューマンインタフェースの全般的領域に言及する. 関連領域は,メタバース,ヒューマンコンピュータインタラクション技術,ビジュアライゼーション技術,ミックストリアリティ技術,ウェアラブルコンピューティング技術,拡張認知インタフェース技術,超臨場感技術など. |
授業外学習 |
演習課題を出題する. |
テキスト・参考書等 |
【参考書等】 バーチャルリアリティ学(コロナ社),メタバース未来戦略(日経BP)など |
成績評価方法 |
レポート(約50%),演習課題(約30%),平常点(約20%) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
メールで送信してください. ikei@tmu.ac.jp |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
なし |
備考 |
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