シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 教養 / 都市・社会・環境 授業番号 X0128
学期 集中 曜日
科目 自然と社会と文化 時限 0限
担当教員 加藤 俊吾 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GBA-110-1:全学共通科目

特別申請科目

担当教員一覧

教員 所属
各教員(全学) 【都立大学 学部等】
加藤 俊吾 環境応用化学科

詳細情報
授業方針・テーマ 東京都は、大都市を抱えるだけでなく、全国の海洋の40%近くを有する海洋都市でもあります。たとえば東京都の島嶼地域の中で最も近くに位置する伊豆大島は、活火山の三原山をはじめとする豊かな自然と美しい海洋環境を有するとともに、長い歴史と特徴ある民俗・文化を有しています。本授業の中心は伊豆大島、八丈島、小笠原などの島々を学外キャンパスとして宿泊・集中形式で実施され、社会・文化、民俗、歴史を見聞しその特徴を理解するとともに、地域ごとの特徴的な自然とそこに生きる生き物の観察を通して地球と生命の歴史への理解を深めます。本学の全学部・全キャンパスから各分野の複数の教員が同時に担当するのもこの授業の大きな特徴です。また、現地の方々を講師として様々なことを学びます。様々な専攻分野の学生・教員間とともに地域の方々も交えながらのヒューマンコミュニケーションを基盤として終日進められる、教室での授業とは全く異なる形式の授業です。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
現場で実地に見聞し、観察、調査するという自らの実体験を通して、物事を総合的に判断、考察する能力を高めることを目指します。自然および社会環境に対する生命・人間の適応プロセスを学びながら、人文・社会科学や技術・自然科学系等の学問的領域の枠を越えた総合的な問題認識、討論、課題発見能力の基礎を養うことができます。履修生はこの講義における体験の中から独自に課題を見出して、それに対する答えを求めるために、何をどう考え、誰に何を尋ね、いかに議論し、まとめ、発表するかを具体的に問われます。
授業計画・内容
授業方法
事前授業3回・事後授業1回 各回2〜3時間
学外集中講義(夏・冬に伊豆大島、八丈島、小笠原などの学外で実施予定)ですが、適宜最適な方法を判断しつつ実施します。
実施の最新情報は学内掲示で広報するほか、Kibacoの自己登録を行なった人に伝えるようにします。

内容:下記のテーマ例から複数のテーマを関連付けながら総合的に学習する。各テーマとも、実習(見学、体験、観察、調査等)および講義・討論からなります。
 ・地域の文化と歴史
 ・民俗と言語 
 ・地域社会の活性化
 ・地域の魅力とその発信
 ・地域行政の課題
 ・エネルギーと社会
 ・火山噴火と危機管理
 ・災害と復興
 ・火山と地球の歴史
 ・食文化と健康
 ・健康と福祉
 ・海洋生物と生命の誕生
 ・海洋環境と地球温暖化
 ・生物の適応と多様性
 ・感染症拡大防止と観光振興
 ・その他
授業外学習 事前・事後授業、学外集中講義の前後に課される予習・復習課題を行った上で臨む必要があります。グループ討論などを授業外に行うこともあります。
テキスト・参考書等 適宜プリント・資料等を配布すると共に、参考書等を指定します。
成績評価方法 事前授業(学内)および学外集中講義への参加は必須条件。事前課題のレポートや、現地での課題への取り組みを小レポートや討論・発表等で評価(30%)し、最終レポート(70%)と併せて総合的に成績評価をします。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問などがある場合は随時担当教員代表の加藤 メール(shungo(at)tmu.ac.jp)研究室(9号館-339室)まで。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
(1)島での学外集中講義は、最適な方法を適宜判断しつつ実施します。最新情報は学内掲示、kibacoの自己登録者に伝えます。
(2)履修希望者は定期健康診断を必ず受診しておくこと。
(3)学外集中講義参加に当っては「学生傷害保険」に加入していない学生は、期間中をカバーする「旅行傷害保険」に加入することになります。手続などについては掲示などを注意すること。
(4) 学外講義参加に要する交通費、食費等の実費は原則自己負担となります。
(5)本科目は特別申請科目であり、4月初旬に開催される説明会に出席し、予備申請が必要です。最終的に履修するか否かの判断は、日程などが明確になったのちに行うことになります。
履修希望者が多い場合はやむを得ず人数を制限することがあります。
(6) この科目は実務経験のある教員等による授業科目となります。
 
 本科目の内容などはホームページ https://www.comp.tmu.ac.jp/oshima/ で見ることができます。
備考