シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 教養 / 文化・芸術・歴史 授業番号 X0117
学期 後期 曜日
科目 進化生物学 時限 2限
担当教員 野澤 昌文 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GBB-122-1:全学共通科目

担当教員一覧

教員 所属
野澤 昌文 生命科学科

詳細情報
授業方針・テーマ 地球上には様々な生物が存在し,それらが複雑に相互作用しながら暮らしている.こうした複雑な系は一瞬にして作られたわけではなく,長い年月をかけてうまれた進化の賜物である.本講義では,生物の進化のしくみについて概説し,生物の多様性や複雑な系の成り立ちを紹介する.前半は,単一の共通祖先からいかにして現在の多様な生物が生まれてきたのかを時間軸に沿って概説する.後半は,遺伝学の基礎と進化のメカニズムについて,週ごとに異なるトピックを通して古典的概念から最近の知見までを平易に解説する.
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
本講義では,以下の4点が達成目標である.
1.生物進化の基本となる遺伝のしくみと突然変異のしくみを理解すること
2.生物進化のしくみとして自然淘汰の作用の仕方を理解すること
3.生物間の相互作用に気付く能力を養うこと
4.生物集団の形態的変異性と遺伝的変異性を理解すること
授業計画・内容
授業方法
前半:多様な生物の進化史
第1回 突然変異と進化
第2回 普遍共通祖先と生命の樹
第3回 原核生物の多様化
第4回 真核生物の起源と多様化
第5回 生物の多細胞化と発生
第6回 動物と植物の多様化
第7回 発生プログラムの進化
第8回 前半のまとめ

後半:主要な進化のトピック
第9回 進化学と遺伝学の歴史
第10回 性の進化
第11回 種分化のしくみ
第12回 擬態の進化
第13回 共生の進化
第14回 ヒトの進化
第15回 大規模データと進化

授業外学習 必ず前回の講義内容の復習をしておくこと.
テキスト・参考書等 特になし.適宜資料を配布する.
成績評価方法 試験,小試験,レポート,授業態度などを総合的に評価する.全体の3分の2以上出席したものを単位取得有資格者と認める.ただし,3分の2以上の出席は必要条件であり十分条件ではない.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に設定しないが,直接質問したい場合は随時受付けるので,事前にメールで野澤(manozawa[at]tmu.ac.jp)までアポイントメントを取ること.
特記事項
(他の授業科目との関連性)
前提となる科目はない.高校生のときに生物を詳しく勉強していなくても理解できるよう努める.
備考