授業方針・テーマ |
テーマ【社会問題を考える】 社会問題を人々の活動と捉える――つまり、人々が関心をもち、解決を訴え、議論をするからある状態が社会問題として扱われると考える――立場から分析し、報告・討論を行う。履修者は関心の近い者同士で少人数のグループを組み、とくに現在進行中のトピックについて、協働して調査・分析・発表を行うことになる。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・資料収集能力、とくに公的統計や新聞データベースの利用方法に習熟すること(情報活用能力) ・対象とする社会問題を自身で決め、グループのメンバーと共に積極的に調査すること(能動的学修姿勢) ・調べたことを他者にわかりやすく伝える技法を身につけること、および大学の授業で臆せず発言・議論できるようになること(コミュニケーション能力) |
授業計画・内容 授業方法 |
1.基礎ゼミナールガイダンス 2.授業の進め方、自己紹介、評価基準等 3.講義:社会問題とは何か 4.テーマの決定、グループ分け 5.情報収集(1):新聞記事データベース 6.情報収集(2):論文データベース、公的統計 7.グループごとに発表準備 8.中間報告および討論(1) 9.中間報告および討論(2) 10.中間報告および討論(3) 11.グループごとに発表準備 12.最終報告および討論(1) 13.最終報告および討論(2) 14.最終報告および討論(3) 15.全体のまとめと講評
まず、本授業での基本的な視座となる社会構築主義を解説する。その上で、各自が関心をもつ社会問題をめぐる人々の活動の様子を、各種の資料の収集を通じて調査する。 各グループは最低2回、授業内で報告を行い、全員でその内容について討論する。
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授業外学習 |
余裕をもって発表準備を行うこと。とくに資料収集・発表準備は授業時間内では完結しないので、授業外でも積極的に準備をする必要がある。 |
テキスト・参考書等 |
ジョエル・ベスト・赤川学監訳,2020,『社会問題とは何か――なぜ、どのように生じ、なくなるのか?』筑摩書房. このほか、授業内でも適宜提示する。 |
成績評価方法 |
プレゼンテーションの内容(40%)、授業内での発言の積極性(40%)、学生同士の相互評価(20%)。 標準的に取り組んでいれば成績は4とし、5は合格者全体の4割以下とする予定。発表や議論を中心とする授業なので、4回以上の欠席は原則として不合格とする。とくに報告担当時の欠席は厳に慎まれたい。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
初回授業時に連絡方法を伝える。 オフィスアワーは人文社会学部社会福祉学教室の掲示を確認のこと。
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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