授業方針・テーマ |
【フランス比較文化論】 フランス文化は各分野で豊かな歴史をもち、独自の文化を築き上げてきました。 そして、フランス文化と日本文化には不思議な親近性が見られ、両者は意外なところで交流をもち、影響を与え合ってきました。本講義では、フランス文化の多様な側面を日本人の視点、日本文化との比較をとおして論じていきます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・フランス文化の多様な側面を知ること ・日本、またはその他の国の文化との比較をとおして、両者の特徴を捉えることができるようになること ・フランス文化の一側面を自らの視点で考察し、論じられるようになること |
授業計画・内容 授業方法 |
1 オリエンテーション:比較文化とは何か 2 パリ:パリの起源、パリの中心、パリ改造、都市論から見るパリ―東京 3 カトリック文化:典礼暦、聖人、聖地巡礼 4 音楽:フランス音楽史、日本と西洋音楽の出会い 5 教会建築:パリのノートルダム大聖堂、ロマネスクとゴシック、長崎の教会堂 6 ワイン:ワインの歴史と基礎知識、日本におけるワイン 7 文学:比較文学とは何か 歴史、定義、方法 8 カフェ:コーヒー/カフェの歴史、パリのカフェ、日本におけるコーヒー/カフェ導入 9 絵画:フランス絵画概観、西洋絵画の日本到来、印象派とジャポニスム、浮世絵 10 彫刻:フランス彫刻概観、フランス彫刻と日本 11 演劇:演劇とは、演劇の起源、日本の伝統芸能、フランス演劇史 12 映画:日仏映画の親近性、フランス映画の特性、フランス映画史 13 モード:フランス・モード史、日本との交流 14 香りの文化:パリのにおい、香料の歴史、フランスの香水産業、日本の香料・香水 15 総括と補足
【授業方法】 講義形式で授業を進めます。 |
授業外学習 |
最終的にひとつのテーマについてレポートを書くことになりますので、テーマを選び、関連文献を読み進めていくこと。 |
テキスト・参考書等 |
プリントを配布します。 各テーマの参考文献は各回の授業で紹介します。 |
成績評価方法 |
レポート:70%(授業で扱ったいずれかのテーマについて、比較文化的視点からレポートを作成) 平常点 :30%(出席状況、コメント提出) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は授業中および前後、またメールで随時受け付けます。 osuga★tmu.ac.jp (★をアットマークに変えてください) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
フランス語履修者であることが望ましい。 |
備考 |
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