授業方針・テーマ |
【第二次世界大戦後のオーストリア社会と文化】 1945年以降のオーストリアの社会と変遷がどのようなものであったか、それらに対してさまざまな文化はどのように応答してきたか、文学作品、演劇を例にしながら考察する。メディア使用の可能性によっては、映画作品を扱うことも予定している。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・第二次世界大戦やナチズムという「過去」、または同時代のさまざまな課題にオーストリア社会がどのように取り組んできたか、その一端について知見を獲得する。 ・さまざまな文化(文学、演劇、映画等)は社会の動きやそこで生じる問題に対してどのように応答しているか、社会における文化のあり方について、具体例を通して考察する。
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授業計画・内容 授業方法 |
第1回 イントロダクション 第2回 文学作品を読んでみましょう 第3回-第4回 大戦の経験を「語る」とはどういうことか 第5回 国・言語・自分と他者の「境界」 第6回 言語の/と身体性 第7回 「死」と文学 第8回 実験詩と社会批判 第9回 「書くこと」「言語」の問題化 第10回 フェミニズムと「女性文学」 第11回 過ぎ去らない「過去」 第12回 オーストリアの「外」への視点 第13回 新型コロナウイルス禍と文学 第14回 レポートの書き方 第15回 振り返りと総括
【授業方法】 講義とミニディスカッションを取り混ぜて行います。文学作品を主に扱う題材としますが、テーマと関連する場合は映画や映像を取り入れます。 また、毎回の授業時に当日の講義内容に関してコメント(考察や疑問、所感等)を書いていただきます。
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授業外学習 |
講義中に指示された参考文献を読み関連事項を調べるなどして、授業内容の復習と理解に努めてください。 課題テクスト(エッセイや作品からの抜粋。数ページから最大数十ページ)を事前に読み、自分なりの所感を抱いてきてください。「文学の作品解釈」といったことは少し傍に置いて構いませんので、自分が変だと感じたこと、魅かれる部分など、自分にとっての素直なひっかかりを言語化してみてください。 |
テキスト・参考書等 |
原則としてプリントを配布します。詳細および関連する文献については授業時に案内します。 |
成績評価方法 |
1)授業への継続的且つ主体的な参加、2)各回のコメント内容、3)期末レポートの内容を総合的に評価します。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問は、毎回授業終了時に受け付けます。それ以外の方法については初回授業時にお知らせします。
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
授業中のスマートフォンの使用および私語を禁じます。 関連する水曜3限の「ドイツ語圏文化史」への参加も推奨します。 短期・長期を問わずドイツ語圏への留学を考えている学生には特にお勧めします。
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備考 |
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