授業方針・テーマ |
自然科学・工学の基礎である微分積分について,1変数関数の微分法・積分法を中心に講義を行う. |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
1.1変数関数の微分積分の理論について,厳密な論理を用いて体系的に理解することを目標とする.(専門分野の基本的な知識・理解,総合的問題思考力) 2.専門的知識を身につけ,論理的思考力を養う.(専門分野の基本的な知識・理解,論理的思考力) 3.演習に積極的に取り組むことで,能動的学習能力を身につける.(専門分野の基本的な知識・理解,能動的学修姿勢) |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 実数の性質,上限・下限 第2回 数列の極限の定義 第3回 単調増加列・単調減少列 第4回 区間収縮法,部分列,コーシー列 第5回 関数の極限の定義 第6回 連続関数 第7回 初等関数 第8回 前半のまとめ 第9回 微分係数と導関数 第10回 平均値の定理 第11回 高次導関数,テイラーの定理 第12回 不定積分 第13回 定積分,微分積分学の基本定理 第14回 広義積分 第15回 後半のまとめ
【授業方法】 講義を中心とした授業を実施するが,適宜講義内容を踏まえた演習を行うことで,講義内容を再確認し,到達目標に対する「履修者の理解度」を測定する. |
授業外学習 |
授業前にテキストの該当箇所を読んでおくこと.授業の予習・復習の為,週に3時間程度の授業外学習を必要とする.毎回の授業終了時に宿題を出すため,次回の授業開始時までにその答案を提出すること. |
テキスト・参考書等 |
【テキスト】:『理工系の微分積分学』,吹田信之・新保経彦 著,発行日:1987年1月1日,発行:学術図書出版社,ISBN:9784873611198,ページ数:287ページ,定価:2200円 |
成績評価方法 |
・中間試験40%,期末試験40%,授業参加度(宿題)20%の割合で総合的に評価する.単位の取得には授業外学習が不可欠である. ・授業では宿題を課し,理解度を確認する.(総合的問題思考力,能動的学習姿勢) ・宿題の提出内容(白紙など)によってはその回の評点が0点になるので注意すること.1回の宿題の未提出につき,総点の10%を減点する.ただし,病気,電車の遅延などによりやむなく宿題の提出が遅れる場合は,診断書や証明書を提出すれば考慮する. ・試験では記述式の問題を課すことで,与えられた問題に対し,「専門的知識を総合的に活用しながら多角的な視点から問題を思考し,解決すべき問題の本質を見極め,自らの考えを論理的に組み立てる」ことができるかを確認する.(総合的問題思考力,論理的思考力) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは設定しないが,質問は随時受け付けるため,事前にメールでアポイントメントを取ること.( k-ishitani@tmu.ac.jp ) |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・この授業を理解するために必要な予備知識は,高校数学で習得する範囲の知識である. ・この授業の履修を希望する者は毎回の授業に必ず出席すること. ・このクラスは数理科学科の学生のみを対象とする. ・中間試験・期末試験の実施時期については授業時に指示する.
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備考 |
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