授業方針・テーマ |
テーマ【内省データから学びを探究する】 あなたは日頃、どのようなときに「学んだ」と感じていますか。また、「学ぶ」ということについて、どのような思いや考えを抱いていますか。 この基礎ゼミでは、日常に埋め込まれた「学び」を内省し(ふり返り)、時間による変化やほかの人たちとの共通点・相違点をデータに基づいて探究していきます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・好奇心と問いを持ち、じっくりと考えて解決を図れるようになる(能動的学修姿勢) ・わからないことは積極的に調べ、得られた情報を適切に活用できるようになる(情報活用能力) ・グループでの共同作業や発表と議論を通じて、自分の考えを相手に伝え、相手の考えを受け入れられるようになる(コミュニケーション能力) |
授業計画・内容 授業方法 |
1.基礎ゼミナールガイダンス 2.オリエンテーション:ゼミの方針・進め方の説明、ゼミ生紹介 [学習理論の理解] 3.文献講読:学習理論 4.個人ワーク:学びの内省データの作成 5.全体ワーク:授業時間外に記録した内省データの共有 [質的データ分析の実践] 6.文献講読:質的データ分析 7.個人ワーク:内省データのコーディング 8.個人ワーク:カテゴリーの生成・カテゴリー同士の関係の可視化(レポートの作成) 9.全体ワーク:分析結果の共有(レポート発表と議論) [計量テキスト分析の実践] 10.文献講読:計量テキスト分析 11.全体ワーク:計量テキスト分析のフリーツールの紹介 12.グループワーク:内省データに対する計量テキスト分析①(形態素解析・頻出語の集計) 13.グループワーク:内省データに対する計量テキスト分析②(語の共起関係の可視化) 14.全体ワーク:分析結果の共有(スライド発表と議論) 15.学んだことのふり返り
・縦断的かつ横断的な学びの内省データを分析し、結果の可視化を通して考察を深めていきます。 ・コンピュータ、本学eラーニングシステムkibaco、各種ソフトウェア(Microsoft Word、Excel、PowerPointなど)、オンラインツール(Googleフォーム、Uset Local AIテキストマイニングなど)を積極的に活用します。 ・文献講読、個人ワーク、グループワーク、全体ワークを組み合わせることで、他者とアイディアを共有し、互いに学び合う場を大切にします。 |
授業外学習 |
・日常生活において「学んだ」と感じたこと、「学ぶ」ことへの思いや考えを記録し、学びの内省データとして蓄積する習慣を要します。 ・データの分析、分析過程や結果の共有に関する準備(レポートの作成・発表の準備など)について、主体的に取り組むことを求めます。 |
テキスト・参考書等 |
授業中に図書や論文を適宜紹介・提供します。 |
成績評価方法 |
・ゼミへの積極的な関与(グループワーク、全体ワークでの発表と議論)50%、探究活動への主体的な取り組み(個人ワーク、グループワークでのデータ分析、分析過程や結果の共有に関する準備)50% ・発表と議論、作成したレポートについては、ルーブリック(到達目標がどの程度達成できているかを確認するための評価ツール)を用いて評価を行う予定です。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
メールでの質問・相談は、いつでも受け付けます(連絡先:fushikida-wakako@tmu.ac.jp)。 個別に話し合う方がよい場合は、メールで日時を決めた上で、情報処理施設104室またはZoomミーティングにて行います。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
本ゼミは、担当教員が過去に関与した以下の取り組みを踏まえているため、同意を得られた履修生の学習成果等を個人情報に配慮した上で、学内外で発表する場合があります。 2020-2022年度 東京都立大学教育改革推進事業 組織提案型支援プログラム(学長指定課題) 「学修生活ポートフォリオの開発と実践~学生参加型FDにより駆動する学習者中心のシステム設計~」 |
備考 |
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