授業方針・テーマ |
テーマ【生きること、そして哲学すること】 本講義は各人が哲学を実践する方法を学び、もって日常の生と哲学とを直結させることを目指します。歴史上の特定の哲学者のテキストを理解することは、あえて目指しません。哲学の実践とは、みずから思考することだからです。とはいえ、どのように思考することが哲学することなのでしょうか。本講義では、松永澄夫著『生きること、そして哲学すること』をテキストとして使用し、著者の思考の実演を共体験することで、上の問いへの回答を各自会得してもらいます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・テキストの内容を要約・発表、さらにそれにかんする質疑応答をすることで、みずからの理解を適切に示しつつ、他者の疑問に応答することができるようになる。(コミュニケーション能力) ・学期末レポートに向け、参考文献・資料にアクセスし、みずからの思考をまとめられるようになる。(情報活用能力) ・ 哲学の実践を通じ、たんなる主張や思想で終わらぬ「哲学的思考」を展開することができるようになる。(能動的学修姿勢) |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 基礎ゼミナールガイダンス 第2回 本講義の課題 第3回 想像の働き 第4回 約束 第5回 言葉の働き 第6回 物的なものについての知識と想像 第7回 文化の芽生え 第8回 人に対する敏感さ 第9回 人の過去 第10回 所有 第11回 労働と経済の秩序 第12回 労働と富 第13回 社会の中の個人(文化の観点から) 第14回 政治による秩序下の個人 第15回 諸々の秩序を超えて
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授業外学習 |
テキストの担当箇所の発表に向けたレジュメの作成。学期末のレポートに向けた参考文献・資料の収集。 |
テキスト・参考書等 |
松永澄夫『生きること、そして哲学すること』(東信堂、2022) |
成績評価方法 |
担当箇所の発表と質疑応答(コミュニケーション能力30%)、レポートにかんする適切な参考文献・資料の収集(情報活用能力10%)、レポートにおいて独自の哲学的思考を展開していること(能動的学修姿勢60%)をもって評価する。テストは課さない。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業の前後の休み時間。メールでの質問も受け付けます。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
活発な発言・質疑を期待します。 |
備考 |
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