授業方針・テーマ |
『人類学で考えるメディア』 ひとは大昔から、いろいろなメディアを使いながら生きてきた。現代では、情報通信技術(ICT)の発達により、私たちの生活はますますメディア抜きでは成り立たなくなっているようにみえる。この授業では、文化・社会人類学の視点から、メディアとそれが位置付けられた文化・社会の相互関係を、具体的事例に基づいて考える。同時に、大学で必要なアカデミック・スキルの基礎を身に着け、自ら主体的に学び、他者と共に学び合うこともまた、目的としている。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・学術的な文章を読むと同時に、書く力を涵養する。 ・自ら調べ考え、他者に向けて発表する力を身に着ける。 ・自分の考えをまとめ、他者と意見交換する力を身に着ける。 ・自分とは異なる文化・社会を想像し、関心を寄せる。 ・文化・社会人類学とメディアに関する基本的な知識を得る。
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授業計画・内容 授業方法 |
第1回 ガイダンス 第2回 授業の進め方、自己紹介 第3回 資料検索の方法/メディアと人類学のミニ講義 第4回 発表の方法/メディアと人類学のミニ講義 第5回 学生のテキスト発表① 第6回 学生のテキスト発表② 第7回 学生のテキスト発表③ 第8回 学生のテキスト発表④ 第9回 インタビュー調査の方法 第10回 レポート執筆の方法 第11回 レポートに関するグループワーク① 第12回 レポートに関するグループワーク② 第13回 レポート発表① 第14回 レポート発表② 第15回 まとめ
アカデミック・スキルとミニ講義に関しては、教員が担当する。テキスト発表では、全員が該当する章を読んできたうえで、担当する学生がその要旨を、レジュメを用いて発表する。レポートに関しては、学生各自が簡易インタビュー調査を行ったうえで、レポートをまとめる。そして、学生同士で評価し合い、さらなる推敲につなげる。 |
授業外学習 |
テキストの精読、発表の準備、調査の実施、レポート執筆
主体的に調べたり、グループ・メンバーと協働したりして、授業準備をすることが求められる。平均して2時間程度かかるであろう。 |
テキスト・参考書等 |
藤野陽平・奈良雅史・近藤祉秋(編)『モノとメディアの人類学』(2021年、ナカニシヤ出版) 他は、授業内で適宜言及する。 |
成績評価方法 |
各回の授業における能動的・協力的な参加:60% 発表の内容:20% レポート:20%
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワーは設定しないので、各自、メール(fukayama@tmu.ac.jp)でアポイントメントをとること。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
人類学およびメディア学に関心はあるが、学んだことがない学生を対象とする。 特にメディアやICTについて、ある程度知識がありより専門的に学びたいという学生を対象としているわけではない点に、注意すること。 |
備考 |
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