授業方針・テーマ |
テーマ【刑事法の入口で議論の練習】 犯罪や刑罰、刑事裁判については日々の報道で耳にし、何となく知っている人が多いはずである。しかし、受動的に得る情報ではなく、自分自身で調べることで改めて刑事法の基本的なあり方や問題について考えてもらいたい。また、他者と有益な議論をするための方法も学ぶ。そのために、本ゼミでは、刑事司法制度や刑事法に関わる基本的な問題をテーマとし、自分で調べ、考え、議論する練習を重ねる。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
本ゼミで習得する能力は、資料の収集とその分析を行い、自分で考える能力、自身の見解を他者に伝えるプレゼンテーション能力、他者の意見を正確に把握した上で意見を述べ合うディスカッション能力である。これによって法律学的な議論の仕方を身に付けることを到達目標とする。資料収集等を行う中で、基本的な刑事法の知識を養うことも目的とする。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 基礎ゼミナールガイダンス 第2回 オリエンテーション(発表方法・進行方法の説明、自己紹介等) 第3回 身近な事件でディスカッション① 第4回 身近な事件でディスカッション② 第5回 応報刑論と目的刑論とは? 第6回 責任能力って必要? 第7回 少年法って必要? 第8回 黙秘権って必要? 第9回 公訴時効って必要? 第10回~第15回 架空の事件でディスカッション
前半はグループ発表、後半は個人発表を行ってもらう。その上で、受講者全員で議論をする。
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授業外学習 |
全員、毎回課題について調べレポートを作成してもらう。指定された報告担当者は、講義内でプレゼンテーションを行ってもらうため、プレゼンテーションの準備も必要となる。 |
テキスト・参考書等 |
参考書として以下を挙げるが、詳細はオリエンテーションの際に説明するので、事前に購入しておく必要はない。 ・前田雅英『刑法総論講義(第7版)』(東京大学出版会、2019年) ・前田雅英『刑事法の要点(第2版)』(東京法令出版、2022年) その他、必要な資料は講義内で配布する。
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成績評価方法 |
レポート、講義内での発表、議論への参加と貢献を総合的に評価する。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
個別の質問方法等は、オリエンテーションで説明する。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
法律専門科目の知識は必要としないが、レポート作成や発表のため法律基本書を読む必要があることは留意すること。 |
備考 |
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