授業方針・テーマ |
「一般言語学概論」を学ぶ。人間にとって言語とはどういうものか、他のコミュニケーション手段とどう違うか、文字と言語との関係などの課題をまず取り上げる。言語学の中心分野である音声学、音韻論、形態論を概説する。それぞれの分野は何を問題にし、その問題点をどのように解明しようとするかを考える。日本語を中心に、具体例を考えながら授業を進めていく。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
この授業を取れば、言語学で卒論を書くための幅広い基礎的知識を身につけることができる。
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授業計画・内容 授業方法 |
授業形態は講義とグループディスカッションです。事前に次回の章を読み、分からないところに関する質問をしておくこと。授業でその質問に答える講義を行なってから、グループに分かれてディスカッションを行なう。それは例えば、学んだ専門的概念や用語の具体例を挙げることで、お互いの知識を確認し合うことだ。 1.言語学の分野 2.文字の発達、世界の文字体系 3.言語の特性 4.動物と人間言語 5.言語で使われる音(子音、母音) 6.音韻論 (弁別的特徴、音韻配列規則など) 7.語の形成過程 8.形態論(形態素と異形態) 9.文法 (品詞、文の構造、深層・表層構造) 10.統語論 11.意味論 12.語用論 13.談話分析 14.言語と機械、言語と脳 15.母語の獲得、第2言語習得 |
授業外学習 |
毎回予習として教科書を読んでくること。授業後にとったノートを復習すること。授業中に発言をしなければならない。「発言」とは自分で不思議に思っている言語現象に関するコメントや質問である。予習、復習している時に思い浮かんだ質問をメモしておいてください。ほぼ毎回KIBACOに小試験が課されるので、毎回KIBACOを確認すること。 |
テキスト・参考書等 |
『現代言語学20章』大修館 (¥2808)(各自で教科書を購入して授業に持って来てください。)生協でも販売をお願いしているが、教科書の古本は多数出回っているので、節約したい人はその可能性も検討してください。 |
成績評価方法 |
成績評価:毎回の小試験50%、宿題・クラスワーク・授業での積極的参加50% |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
【オフィスアワー】月曜日10:30−12:00。 事前にメールで連絡をして、アポを取ってください。教員への相談メールの送り先:dlongあっとまーくtmu.ac.jp. |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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