授業方針・テーマ |
〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「心理学基礎統計法」、2017年度以前入学者は「心理統計学Ⅰ」を履修登録してください。〕
本授業では、心理学の研究においてよく利用される各種統計手法を学修するうえで必要となってくる基礎的な事項について講義を行います。具体的には、心理学研究と統計の関係について解説したうえで分布の記述的指標とその性質について学修し、その後、相関関係の把握と回帰分析、確率モデルと標本分布について学修します。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
本授業では、主に教科書に沿った講義を行い、心理学研究と統計、分布の記述的指標とその性質、、相関関係の把握と回帰分析、確率モデルと標本分布といった事項について学修します。したがって、到達目標は、これらの内容を理解し修得することとなります。 |
授業計画・内容 授業方法 |
本授業では、以下のような進度で授業を進めていく予定です。
第1回 オリエンテーション 第2回 心理学研究と統計(教科書第1章) 第3回 分布の代表値(教科書第2章1節) 第4回 分布の散布度(教科書第2章2節) 第5回 変数の線形変換と標準化(教科書第2章3節) 第6回 共分散と相関係数(教科書第3章1節) 第7回 回帰分析に関する解説1(教科書第3章2-4節) 第8回 回帰分析に関する解説2(教科書第3章2-4節) 第9回 相関と共変と因果(教科書第3章5節) 第10回 測定の妥当性と信頼性(教科書第3章6節) 第11回 確率モデルと標本分布の基本的な考え方(教科書第4章1節) 第12回 比率の標本分布の導出(教科書第4章2節) 第13回 正規分布モデルと平均の標本分布(教科書第4章3節) 第14回 2変数正規分布モデルと相関係数・回帰係数の標本分布(教科書第4章4節) 第15回 確率モデルの適用に関する諸問題(教科書第4章5節)
なお、授業については、教科書に基づき作成した資料を利用して行います。 |
授業外学習 |
各回の講義で教科書のどの範囲の内容について扱うかは「授業計画・内容」に記載してあるので、予習、復習をする際の参考にしてください。また、高等学校までに学修した数学の知識を前提に授業を行いますので、必要に応じて復習等を行っておいてください。 |
テキスト・参考書等 |
本授業では、以下の書籍を教科書として授業を行います。なお、授業では教科書の内容をまとめた資料を作成し配布します。
・南風原朝和 (2002). 心理統計学の基礎――統合的理解のために 有斐閣. |
成績評価方法 |
毎回実施する小テストへの解答結果(70%)と期末テストの結果(30%)に基づき成績評価を行います。詳細については、第1回目の授業時に説明します。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
オフィスアワー等は特に設けませんので、講義内容に関して質問がある場合は担当教員に直接連絡をとってください。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
・心理学教室の必修科目であり、2年次に履修しておくことが望まれます。 ・後期の「心理学統計法」を履修するためには、この科目を履修している必要があります。 |
備考 |
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