授業方針・テーマ |
この講義では、人間の基本動作と移動動作、移動障がい者(移動に障害を有する方々)の障害別に特徴的な移動動作を紹介します。運動学で必要とされる、身体の動きを観察する知識の基礎を習得すること、及びその他の移動障がい者として視覚障がい者の歩行を理解することを目標としています。健康福祉学部の運動学の入門的位置付けの講義です。初歩的な用語の解説から始め理解しやすく解説します。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
講義では、起居動作(寝る・起き上がる・座る・立ち上がる・立つ)と歩行(歩く)という人間の基本的な動作について、身体の重心の移動を中心に理解することから始め、身体の障害や運動能力の低下による移動の困難さ、歩行を補助する杖の使用、歩行に替わる移動方法である車いすによる移動、また、視覚障がい者の移動を取り上げ、多様な移動方法の特徴について理解することができます。ボランティア活動などで役立つ介助の基礎的な知識についても紹介します。 |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画】授業計画は以下のとおりです。 第1回 ガイダンス(シラバス概要の説明)の後、講義。 物体の安定と重心① 第2回 物体の安定と重心② 人体の安定と重心① 第3回 人体の安定と重心② 立位姿勢の安定 第4回 起立動作の理解 第5回 歩行動作の理解① 第6回 歩行動作の理解② 第7回 歩行動作の理解③ 第8回 まとめ 第9回 視覚障害と移動① 第10回 視覚障害と移動② 第11回 視覚障害と移動③ 第12回 視覚障害と移動④ 質疑応答 第13回 車椅子移動の理解① 第14回 車椅子移動の理解②(車椅子を用いた屋外演習) 第15回 レポート提出と解説 【授業方法】 講義では主にPowerpointを用いて身体や重心の動きを解説します。また、演習では車椅子の操作を体験します。 授業方法については、状況に応じて変更の可能性があります。 |
授業外学習 |
各回の講義前日までに講義資料をkibacoに提示します。事前に講義資料に目を通し内容を把握してください。 |
テキスト・参考書等 |
特になし。 |
成績評価方法 |
・中間試験〔50点〕、演習〔20点〕、課題レポート〔30点〕の成績に、授業態度を加味して評価します。 ・試験は、専門的知識の基本的理解ができているかを確認します。答案は設問の意図を理解して質問内容を的確に説明している答案を評価します。 ・課題レポートは、主に授業内容の反映と理解の程度を確認します。考察が詳細で的確なレポートを評価します。 ・演習は、全員が車椅子の操作を体験することで講義内容の理解を深めます。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問・連絡事項はメールで随時受け付けます。下記アドレスまでご連絡下さい。 e-mail:mime.h@tmu.ac.jp
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
【重要】 この講義は2021年度までの「移動の人間工学」の名称を変更した講義です。2021年度以前に「移動の人間工学」を履修した方は、本講義を履修することはできません。 【注意事項】 この講義は2回実施されますが、履修可能な学生が異なるので必ず履修可能な講義であるかを確認して下さい。履修登録の際は、誤りのないように十分に注意してください。 1.健康福祉学部 理学療法学科・作業療法学科の学生は、「1限目」を履修して下さい。 2.上記以外の健康福祉学部の学生、及び、他学部の学生は、「2限目」を履修して下さい。 履修登録に関する質問・相談は第1回講義のガイダンス後に受け付けます。
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備考 |
(注)履修登録者数の上限を設定している科目である。履修登録方法は、教務課A掲示板及び教務課WEBサイトhttps://kyomu.jim.tmu.ac.jp/を確認すること。 |