シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 基盤 / 人文科学領域 授業番号 Y0064
学期 後期 曜日
科目 心理学概論 時限 2限
担当教員 沼崎 誠 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GCA-108-1:全学共通科目

担当教員一覧

教員 所属
井上 和哉 人間社会学科
石原 正規 人間社会学科
酒井 厚 人間社会学科
沼崎 誠 人間社会学科

詳細情報
授業方針・テーマ 本講義はオムニバス形式で様々な心理学の基礎を学ぶものである。本年度は3名の教員がそれぞれ知覚・認知・思考・社会といった分野における基礎的な内容を解説する。知覚心理学分野では主に視覚情報処理のメカニズムと機能的特徴について解説する。認知心理学分野では、外界の情報を受容し、記憶する過程及び感情がそれらの過程に与える影響を説明する。思考心理学・社会心理学分野では思考の2つの情報処理システムの観点から,演繹推論や対人認知や説得行動について解説する。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
・心理学の成り立ちや人の心の基本的な仕組み及び働きを習得できる(専門分野の基礎的知識)。
・心理学の視点から、人間の認知、人間の行動のもつ意味を分析的、統合的に考えられるようになることを本講義のねらいとする(統合的問題解決能力・論理的思考力)。
授業計画・内容
授業方法
【授業計画・内容】
第 1回 授業方針の説明、授業内容のイントロダクション (石原・井上・沼崎)
第 2回 知覚(1):感覚・知覚の基本特性(石原)
第 3回 知覚(2):奥行き、動きの知覚(石原)
第 4回 知覚(3):色の知覚(石原)
第 5回 知覚(4):形の知覚(石原)
第 6回 認知(1):注意による情報選択(井上)
第 7回 認知(2):記憶の多重貯蔵モデル(井上)
第 8回 認知(3):長期記憶(井上)
第 9回 認知(4):認知と感情の相互作用(井上)
第10回 前半のまとめ(石原・井上)
第11回 思考(1):2つの情報処理システム(沼崎)
第12回 思考(2):演繹的推論(沼崎)
第13回 社会(1):対人認知(沼崎)
第14回 社会(2):説得行動(沼崎)
第15回 後半のまとめ(沼崎)
【授業方法】
主に講義であるが、授業時間内外において心理学の研究に参加するなど実習も行う。
授業外学習 kibacoにアップされた授業レジュメの予習が求められる。授業時間外に心理学の研究参加体験などの実習の機会を与える。
テキスト・参考書等 教科書は特に指定しない。参考図書は必要に応じて授業内で紹介する。
成績評価方法 試験(約60%)、レポート(約20%)、平常点・ショートレポート(約20%)を評価の対象とする。
試験は基礎的な知識が習得できたかを基準に判断する。レポートは論理的に考えられているかを基準に判断する。
質問受付方法
(オフィスアワー等)
教員ごとに異なるので、各教員に連絡を取ること。
【連絡先】
石原:ishihara-masami□tmu.ac.jp 井上:k-inoue□tmu.ac.jp 沼崎:numazaki□tmu.ac.jp  □に@を入れて下さい。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
【他の授業科目との関連性】
特別な予備知識を必要としない。
【注意事項】
・公認心理師受験資格取得のための学部における必須科目である。
・この科目は心理学分野の推奨科目である。
・履修者数、履修者の関心・既習内容によって、授業内容を若干変更する可能性がある。
・試験は前半と後半に分けて行う予定である。予定どおりならば、単位取得のためには両方の試験を受験することが必要である.
・1回目の講義で、講義内容/評価の方法/履修上の注意/研究参加の方法などについて説明するので、1回目はできる限り出席すること。
・心理学の知見がどのような方法論によって得られているのかの理解は、実際の研究に参加し体験することにより促進される。アクティブラーニングの一環として実験や調査に積極的に参加するようにお願いすることがある。
備考