シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 基盤 / 自然科学領域 授業番号 Y0062
学期 前期 曜日
科目 エアフレームデザイン概論 時限 2限
担当教員 金崎 雅博 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GCC-107-1:全学共通科目

特別申請科目

担当教員一覧

教員 所属
金崎 雅博 航空宇宙システム工学科

詳細情報
授業方針・テーマ 航空宇宙機の設計においては空力,制御,構造強度やそれを支える装備品などを考えなければならない.
本講義では,初歩的な航空宇宙機の飛行原理と設計法,問題の解決の仕方について学び,課外学習において紙飛行機の設計・製作と飛行の実験を行う.また,映像などを通じて,最新の航空宇宙機と研究されている革新的概念について紹介する.
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
航空機宇宙機の設計において必要な要素,実際の組み立て式の紙飛行機製作を通じ,理論と実際の相違について学ぶ.機体製作においては,理論に基づき設計を進めることで,主翼,尾翼と言った航空機の構成要素の役割と,適切なサイジングについて説明することができる.
さらに,最新の航空宇宙機概念を知ることで,工学的な創造性を養う.
授業計画・内容
授業方法
■授業計画・内容
第1回  ガイダンス
第2回  航空宇宙機設計にまつわる話題
第3回  航空宇宙機の歴史
第4回  火星探査航空機
第5回  翼の理論と紙飛行機(1)
第6回  翼の理論と紙飛行機(2)
第7回  安定性の理論
第8回  理論の復習(1),課題とする対象機の製作法
第9回  理論の復習(2),課題とする対象機の試験法
第10回 推進系の理論基礎
第11回 超音速輸送
第12回 設計最適化技術
第13回 飛行コンテスト
第14回 まとめと将来の航空宇宙輸送
第15回 最終レポートの解説


■授業方法
講義形式で行い,機体の設計製作はレポート課題として各自で行う.講義中において,不定期に小テストを行う.また,製作した作品を持ちより,簡単な大会を行う.
☆講義板書・様子の撮影は厳禁とし,端末を板書側に向くように持ち上げるなどの行為にも注意を与えることがある.
授業外学習 ■講義前に資料をKibacoからダウンロードし,紙に印刷の上予習をし,持参すること.端末類の講義中の指示したタイミング以外での操作は厳禁とする.
■適宜,簡単な宿題を出すことがある.また,作品作りは課外の時間帯に行うものとする.
■飛行コンテストは,最終レポートの機体を対象に,フォトコンテストとすることを予定している.
テキスト・参考書等 特になし.資料を配布する.
成績評価方法 航空機の要素・揚力や安定の理論の理解と,将来の航空宇宙機に関する創造性を,自身で計算・製作する紙飛行機に関する中間・最終レポート2回(各30%)により確認する.
他,練習のために配布するきり抜き型の紙飛行機製作に関する序盤レポート(10%),講義中(講義後に実施することもある)の簡単な問いに対する小テストによる平常点(30%)による.

レポートは課題遂行における自分なりの工夫,講義内容の反映や独自の文献調査(自習に基づく情報活用),論理的思考による作文,実験・調査内容とその纏めの丁寧さを評価の対象とする.
小テストは講義内で指示に基づき不定期に取ることとし,講義内容の反映や論理的思考による作文であるかなどを斟酌する.

なお,序盤・中間・最終レポートの3つは全ての提出を単位の必須要件とする.
質問受付方法
(オフィスアワー等)
質問などは講義後,もしくはkana@tmu.ac.jpまでアポイントメントを取り,指示を仰いでください.
特記事項
(他の授業科目との関連性)
講義中の小テストおいては,スマートフォンやタブレットをご用意ください.(指示した際以外の操作は固く禁じます.)所有していないなどの事情がある場合は,履修時に相談してください.また,研究教育用アカウントの管理に注意をし,パスワードの有効期限切れなどでログインできない,などのことが無いようにしてください.
その他適宜講義スケジュールの進捗に合わせて予定が変更となることがある,講義やKibacoでの指示に注意すること.☆講義板書・様子の撮影は厳禁とし,端末を板書側に向くように持ち上げるなどの行為にも注意を与えることがある.
備考 (注)履修登録者数の上限を設定している科目である。履修登録方法は、教務課A掲示板及び教務課WEBサイトhttps://kyomu.jim.tmu.ac.jp/を確認すること。