シラバス照会

<< 最終更新日:2024年03月13日 >>
基本情報
科目種別 基礎科目群 授業番号 A0770
学期 前期 曜日
科目 基礎ゼミナール 時限 5限
担当教員 田中 聡一郎 単位数 2
科目ナンバリング
※2018年度以降入学生対象
GAA-101-3:全学共通科目

特別申請科目

担当教員一覧

教員 所属
田中 聡一郎 インダストリアルアート学科

詳細情報
授業方針・テーマ テーマ【音楽を運ぶ機会をデザインする】
長く企業で商品開発やブランディングに携わった経験を振り返ると、どのような課題も自分なりにワクワクする着眼点を見出し、誰もが着想しないようなアイデアをもって、新しい価値の商品やサービスや解決策を創出することを心から楽しんでいたように思う。そして、この「自分なりの着眼点と楽しむこと」が、好奇心を加速させ創造性を高める原資だったと実感している。本授業を通してみなさんが、課題への積極的な取り組みを楽しみ、仲間と共にまだ見たことのないアイデアの創出に挑戦することで、次の世界を切り開くために必要な創造的な素養を身につけることを期待している。
習得できる知識・能力や授業の
目的・到達目標
以下の訓練と習得を目的としている。
・他学部の学生との協働により、ジャンルを越えた視座を持つことができる。
・価値観の異なる人々と思考を共有する翻訳能力を持つことができる。
(以上、コミュニケーション能力)
・デザインを通してクリエイティブな思考を経験できる。
・企業の商品開発プロセスに関する知識を得ることができる。
(以上、情報活用能力)
・グループワークを通してチームでのアイデアや価値の増幅効果を経験できる。
(以上、能動的学習姿勢)

将来様々な専門分野において、創造力で難局を乗り越え、未来を切り開く人材になっていただくために不可欠な「跳躍力と着地力」の体得を期待している。
授業計画・内容
授業方法
【授業計画・内容】
■ガイダンス、テーマ説明
第1回 基礎ゼミナールガイダンス
第2回 テーマ、概要、最終成果物について説明*、グループ分け、自己紹介、宿題提示 *具体例をいくつか紹介

■インプット、ディスカッション
第3回 講義「意味を創造すること」歴史、文脈、機能、ニーズのおさらい
第4回 グループディスカッション、発表*
*いくつかのツールを紹介

■リサーチ、コンセプト立案
第5回 講義「商品開発のプロセス紹介」コンセプト立案*
第6回 リサーチ、アイデア創出、ブラッシュアップ、まとめ
第7回 中間発表、講評、フィードバック
*用意した企画書フォーマットを使用

■価値開発、具体化
第8回 講義「例えばデザインの場合」参考事例紹介、手法などの解説
第9回 価値開発(グループディスカッション、プロトタイピング)
第10回 具体化(プロトタイピング)

■プレゼンテーション準備
第11回 講義「他者の共感を得るということ」参考事例紹介、手法などの解説 *
第12回 提案のまとめ
第13回 発表資料作成
*各グループの企画内容に応じた内容を用意
■プレゼンテーション、フィードバック
第14回 最終プレゼンテーション#1*
第15回 最終プレゼンテーション#2*
#1で講評、フィードバックの内容を#2に反映

授業計画背景:メーカー企業で製品企画・開発やブランディングから新規事業開発のための価値創出まで、デザイナー〜ストラテジストとして長く携わった経験を参考に、本授業では主に、価値創造のプロセスにおける様々な専門家の共創の有用性にフォーカスし、そのチーミングやプロセスを模擬的に体験できるように設計している。この授業で得た仲間との共創での気づきが、皆さんの今後の活動に活かされることを期待する。

本演習は、基本的に対面授業・グループディスカッション&ワークを前提としている。
授業外学習 各自には、授業の趣旨と内容をよく把握し、事前に適切な資料やサンプルを各自で用意したり、授業時間外で不足したグループ討議するなど、授業や課題への積極的な取り組みを期待する。
テキスト・参考書等 参考資料は授業必要に応じ適宜指示をする。
成績評価方法 ・共創によるクリエイティブさ(40%)⇒グループ討議の活発さ、アイデア展開のユニークさ、プレゼンテーションの他者共感度合いで評価
・発表資料の説得力(40%)⇒メンバーの専門分野を超える情報の種類、密度、分かりやすさで評価
・自ら積極的に授業に取組む姿勢(20%)⇒リサーチやアイデア展開時のチーム案への貢献度(採用度、影響度)で評価する
質問受付方法
(オフィスアワー等)
オフィスアワーは特に設けないが、質問・相談は随時、so16tnk@tmu.ac.jpにてメールで受け付ける。
特記事項
(他の授業科目との関連性)
本授業は、学科や専門性の垣根なく受講可能。特に専門知識も必要はない。
グループ討議やアイデア展開などに、オンライン・ホワイトボードのMURALを利用する。また、発表には、主にPC(PowerpointやKeynoteなど)を使用したプレゼンテーションを行う予定であるため、授業にはPCやタブレット(スマホは不可)などを必ず持参すること。最終発表に関しては、使用ツール、形式は自由、コンセプトにふさわしい手法をグループで選択(工夫)して欲しい。また、できるだけグループメンバー間で意見交換を行う時間を確保し、議論を深める機会を作って欲しい。
備考