授業方針・テーマ |
テーマ【日本の思想を読む】 日本には文化はあるが思想はない。時々そんなことを言う人がいます。真の哲学や思想とは西洋のそれであり、日本にあるのは輸入品か紛い物に過ぎないという発想です。本当でしょうか。本演習では古典の精読を通して、この国の思想の歴史を振り返ります。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・読書習慣を身につける ・人文社会科学の基礎教養を身につける ・発表や討論の作法を身につける |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画/内容】 「一身にして二生」。江戸と明治にまたがる数奇な生涯を、福沢諭吉はこう表現しました。それは伝統思想と西洋思想が複雑に交錯する中で、人間は、社会は、そしてこの国はどうあるべきかを真剣に問うた生涯でした。いったい彼は何を考え、時代の課題にどう答えたのでしょうか。今年度は福沢諭吉の主著を丁寧に読み進めながら、日本思想史について理解を深めることを目指します。
第1回 基礎ゼミナールガイダンス 第2~15回 文献講読
【授業方法】 毎回報告者が指定された範囲の内容を紹介したのち、全員で議論します。もちろん、報告者以外にも時間をかけた予習を求めます。 |
授業外学習 |
予習 |
テキスト・参考書等 |
※初回までに各自購入すること 福沢諭吉『学問のすすめ』(伊藤正雄校注、講談社学術文庫、2006年) 福沢諭吉『文明論之概略』(松沢弘陽校注、岩波文庫、1995年) |
成績評価方法 |
平常点 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
授業後またはメールにて受け付ける |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
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備考 |
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