授業方針・テーマ |
テーマ 【脳と心と言語】 言語は、ヒトに備わった高度な認知機能の一つである。また言語は、他者との複雑なコミュニケーションを可能にする手段でもある。この複雑な機能を可能にしている、ヒトの脳とはどのようなものか。脳と認知の関係を調べる学問分野は認知脳科学と呼ばれるが、本授業では、言語の認知脳科学を緒とし、受講者が自主的にテーマを選択して調査をおこなう。調査の内容を他の受講者に伝える発表、さらに他の受講者の発表内容について議論を重ねることにより、脳と心と言語について主体的に考える力を養う。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
本授業では、「脳と心と言語」について考えることを全体のテーマとして、3人程度のグループで、調査(場合によっては実験)、研究、発表を行う。 ・主体的に課題を設定して解決することを通して、能動的学修姿勢を身につける。 ・必要な情報や知見を収集して分析する中で、情報活用能力を身につける。 ・他の学生と協力して調査や結果をまとめる過程で、学術的なコミュニケーション能力を向上させる。 ・音声やことばに関する知識と理解を深める。 仮説を立てて、検証し、成果をまとめるまでの一通りの道筋を経験できれば、目標を達したと考える。
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授業計画・内容 授業方法 |
1回:基礎ゼミナールガイダンス 2回:班分け、自己紹介、基礎知識に関する講義 3回:文献収集の基礎、課題設定に関する講義 4、5回:グループごとにテーマ決め、調査、議論 6回:構想発表会 7-9回:調査、議論 10回:中間発表会 11-13回:内容の再検討、議論、最終発表の準備 14回:最終発表会 15回:まとめ *授業の実施形態や進捗状況によって、変更する可能性もある。
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授業外学習 |
グループごとに調査や検討を行うために、授業時間外に各個人が担当する内容の情報収集や検討をしたり、グループ内での打ち合わせをして、研究を進める必要がある。発表会に向けた準備やレポート作成を授業時間外に行うことも想定される。
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テキスト・参考書等 |
必要に応じて適宜紹介する。各グループが設定したテーマに関する資料は、各自で検索して収集することが必要になる。
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成績評価方法 |
プレゼンテーション(発表用資料を含む)40%、授業への関与30%、提出レポート30%の割合で評価する。正当な理由なく、4回以上欠席した場合は、この評価基準にはあてはまらない。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
原則として、メールで受けつける。オンライン、もしくは、対面での面談を希望する場合には、メールで日時を相談する。
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
ヒトのもつ高次認知機能と脳に関する興味があれば、基礎知識がなくても受講できます。文系・理系を問わず、学際的な研究分野に関心をもつ学生の参加を歓迎します。授業には、各自でノートパソコンを1台ずつ持参して下さい。 |
備考 |
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