授業方針・テーマ |
「金融論1」では扱わなかった発展的なトピック、特に貨幣理論や金融政策について解説します。本講義は「金融論1」の応用編と位置付けられます。世代重複モデル(Overlapping Generations Model)用いて、貨幣や金融政策の問題を理論と実証の両面で考えていきます。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
金融理論を学び、現実の金融システムへの理解、またその対策を学ぶことをこの講義の目的とします。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第01回 ガイダンス 第02回 2期間の効用最大化問題(復習) 第03回 貨幣の世代重複モデル: 基本的枠組み 第04回 貨幣の世代重複モデル: 不換紙幣 第05回 商品貨幣 第06回 インフレーション 第07回 シニョレッジ 第08回 為替レート: 2ヵ国通貨 第09回 ビットコインと中央銀行デジタル通貨 第10回 貨幣と資本 第11回 国債 第12回 貨幣と国債 第13回 非伝統的な金融政策(1) 第14回 非伝統的な金融政策(2) 第15回 講義のまとめ |
授業外学習 |
講義内容の復習を行い、出された課題に取り組むこと。 |
テキスト・参考書等 |
教科書は指定せず、教員作成の講義資料に基づいて講義します。 参考書1:『Modeling Monetary Economies』5th Edition, B.Champ, S.Freeman, & J.H. Haslag, Cambridge University Press, 2022. 参考書2:『金融論 市場と経済政策の有効性』【新版】, 福田慎一 [著], 有斐閣, 2020年. 参考書3:『動学マクロ経済学』,二神孝一[著], 日本評論社, 2012年
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成績評価方法 |
複数回の課題40%、期末試験60%により成績評価を行います。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問等は授業後もしくはメールでも受け付けます。 オフィスアワーは木曜日3限。
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特記事項 (他の授業科目との関連性) |
入門ミクロ経済学、入門マクロ経済学、基礎数学および金融論1の知識を前提とします。
今後また変更がある場合は kibaco を通じてお知らせします.オンライン授業になった場合の授業方法の詳細も kibaco に掲示しますのでそちらをご覧ください。
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備考 |
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