授業方針・テーマ |
人が創りだすひとつの文化的な所産としての建築、さらにその集合体である都市について講述する。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
古来より、人間の叡知は「文明」と呼ばれる数々の技術的・物質的な所産を産み出してきたが、その一部をなすものが「建築」であり「都市」であるという視点に立ち、それらを歴史や芸術のなかで見通し、さらにはそれらの社会的背景、そこで立ち上がる実体的空間の尺度や数理の理解を深めることをめざす。 |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回 風土と住まい—世界の伝統住居 第2回 神と人とをつなぐ—世界の宗教建築の理念、技術、様式 第3回 住居−家族とライフスタイル 第4回 集合−共同体と密度 第5回 建築・都市のフィールドワーク 第6回 建築・都市の尺度・比例・形態① 第7回 建築・都市の尺度・比例・形態② 第8回 建築・都市の速度 第9回 建築と都市の密度①―究極の高密度建築 第10回 建築と都市の密度②―都市中心市街地の密度 第11回 建築と都市の密度③―住宅市街地の密度 第12回 コンバーションから建築設計を考える 第13回 日本の現代建築① 第14回 日本の現代建築② 第15回 まとめ
【授業方法】 建築学科に所属する計画系教員及び歴史・意匠系教員によるオムニバス型講義である。 第1回から4回、12回から14回は、歴史・意匠学の基礎となるさまざまな視座を解説する。 第5回から11回は、建築計画学・都市計画学の基礎となる比例・尺度・密度を講義する。 講義を中心とした授業を実施するが、適宜質問を投げかけるとともに、演習等も行う。
【授業外学習】講義の最後に出席票を兼ねた課題票を提出させるので、その問題を授業時間外にさらに自分で深く考えてみること。また、講義中に示された関連する文献や資料に目を通しておくこと。
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授業外学習 |
基本的に予習は不要だが、復習を必ず行うこと。とりわけ建築学科の学生は、本講義の理解が浅いと専門科目の履修が困難になる。また、講義の理解度の確認のため、フィールドワークやレポート作成が課される回もある。 |
テキスト・参考書等 |
原則的に、毎回プリントを配付する。参考書は各講義の中で適宜指示する。 |
成績評価方法 |
授業時に取り組む演習(30%)、課題およびレポート(70%)により評価する。 授業中に取り組む演習については、授業内容を理解できているかどうか確認する。課題およびレポートについては、授業内容を理解できているかどうかに加えて、内容を咀嚼して自ら理解を深めることができているかどうかを評価する。
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質問受付方法 (オフィスアワー等) |
【質問受付方法(オフィスアワー)】 オムニバス式なので、講義の前後に担当講師に直接質問すること。または、講義の冒頭で示される教員連絡先にてアポイントメントを取って質問すること。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
建築都市コースの学生は,本科目の1年次での履修を強く推奨する。
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備考 |
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