授業方針・テーマ |
テーマ 【ロボットを用いてコミュニケーションのデザインを考える】 現在に至るまで、様々なコミュニケーションロボットが開発されてきたが、応用例の多くは、単純な会話や情報発信である。本テーマでは、まず、少子超高齢化、過疎化など、様々な社会問題について考え、「システム」の高度化ではなく、「コミュニケーション」で解決することを考える。次に、社会問題の解決を対象としたコミュニケーションシナリオを考え、シナリオエディタアプリを用いてロボット演劇(3-5分程度)をデザインする。最後に、人間とロボットのコミュニケーションに基づくロボット演劇として実装し、各グループのロボット演劇を鑑賞することにより、これからの社会のありかたについて考える。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
・目的: 社会問題をコミュニケーションで解決することを例に、基本的な問題解決能力を身につける。 ・習得できる能力: グループワークを通して、要求分析や共同制作などのスキルの他、グループ討論、情報発信、プレゼンテーション能力などのコミュニケーション能力を習得することができる。 ・到達目標: 社会における様々な問題を自ら考え、分析し、解決するための基本的な方法論を身につける。 |
授業計画・内容 授業方法 |
第1回 基礎ゼミナールガイダンス 第2回 社会問題とコミュニケーション 第3回 ブレインストーミングとボディストーミング・グループ分け 第4回 ペルソナ分析・シナリオ手法 第5回 共感マップ 第6回 ロールプレイ・ユーザーフロー 第7回 ペインポイントの抽出 第8回 中間発表 第9回 コミュニケーションシナリオ作成1 第10回 コミュニケーションシナリオ作成2 第11回 ロボット演劇シナリオ実装1 第12回 ロボット演劇シナリオ実装2 第13回 ロボット演劇シナリオ実装3 第14回 ロボット演劇実演・鑑賞・検討 第15回 まとめ
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授業外学習 |
社会問題の調査やコミュニケーションシナリオの作成の他、授業時間外でのグループ討論などが必要になることが予想されます。 |
テキスト・参考書等 |
適宜、資料を配付します。 |
成績評価方法 |
最終レポート(個人)40%、授業中の発言内容や発表40%、ロボット演劇の評価10%、学生間の相互評価10%(参考程度) |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
質問がある場合は事前に連絡の上、研究室を訪ねてください。 ・久保田: 日野キャンパス1号館259室、電話:042-585-8441 e-mail: kubota@tmu.ac.jp ・和田: 日野キャンパス1号館243室、電話:042-585-8475 e-mail: k_wada@tmu.ac.jp |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
ロボット演劇の実装ではiPadを用いたシナリオエディタを用いますが、プログラミングを行いませんので、事前知識などは不要です。社会貢献を考えている学生、コミュニケーションロボットを知りたい学生、スタートアップに興味のある学生は、参加して下さい。など、演劇の基礎などの講義はありません。 |
備考 |
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