授業方針・テーマ |
〔重要:この科目は、2018年度以降入学者は「福祉心理学」、2017年度以前入学者は「心理学特殊講義」を履修登録すること。〕
本授業では、福祉現場において心理的支援を実践する上で重要となる社会福祉の歴史や理念、法・制度等についての理解を深めます。その上で福祉現場における心理社会的課題とその支援について学習します。単に知識を学ぶだけでなく、取り上げられた心理社会的課題に向き合い、考えを深めること通した学びを重視します。 |
習得できる知識・能力や授業の 目的・到達目標 |
本授業は心理的支援のうち、特に福祉現場での支援に必要となる専門的な知識を獲得すること、多様な課題に対して広い視点で捉え思考する力を養うことを目的とします。次に掲げる事項の習得を目標とします。 ①社会福祉の基本(歴史や動向、理念、法・制度等)を理解する ②福祉現場における心理社会的課題および必要な支援について理解する ③福祉現場における心理社会的課題について問題意識を持ち、多角的な視点から考える |
授業計画・内容 授業方法 |
【授業計画・内容】 第1回:オリエンテーション(福祉心理学の展開) 第2回~5回:社会福祉の基礎(歴史や動向、理念、法・制度等) 第6回:福祉現場における活動の基本と倫理 第7回~8回:児童福祉領域における課題と支援(社会的擁護、児童虐待、児童相談所の役割等) 第9回~10回:家庭福祉領域における課題と支援(貧困、ひとり親家庭、DV、子育て支援等) 第11回~12回:障害福祉領域における課題と支援(障害概念、権利擁護、就労等) 第13回~14回:高齢者福祉領域における課題と支援(認知症、高齢者虐待、介護等) 第15回:まとめ ※受講生の興味・関心、理解度に応じて、授業スケジュールは変更される場合がある
【授業方法】 講義形式を基本とします。回によってグループワークやディスカッション等を行います。また指名者にコメントの発表を求めることがあります。 |
授業外学習 |
次回の授業内容について予習課題を課す場合があります。 毎回の授業後、リアクションペーパーの提出を課します。 |
テキスト・参考書等 |
テキストは指定しません。毎回スライド資料をもとに進めていきます。 参考書等は都度、授業内で紹介します。 |
成績評価方法 |
以下二点に基づき評価します。 ①平常点:40% (リアクションペーパー、グループワークやディスカッションでの取り組み、コメントの発表等) ②期末レポート:60%
※3分の2以上の回に出席しない場合、または期末レポートが未提出の場合は⾃動的に不合格になります。 |
質問受付方法 (オフィスアワー等) |
基本的に授業時間内に質問してください。その他はkibacoのメッセージから質問してください。 障害等を理由とする情報保障・合理的配慮は個別に対応します。事前に相談してください。 |
特記事項 (他の授業科目との関連性) |
本科目は、公認心理師の受験資格を得るための学部における必須科目です。 |
備考 |
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